南の国から2

海外で今回のように、財布と別に日本大使館の連絡先を持ち歩かなきゃ、と自発的に思ったのははじめてのこと。マニラって、そんな街。そして、「何かあったときのため」の連絡先はもうひとつ、日本航空。チケットの手配上、という意味でも必要なんだけれど、なんやかんやいっても、心の安心は日本航空。日航ってそんな航空会社だ。

ホテルのコンサルタントとして活躍されている方とお仕事をする縁があって、先日、打ち上げの会食をしました。日本を代表する某一流ホテルに長年お勤めされていた方なのですが、そのお話の多くが、国賓級のVIPや有名人、理不尽なお客さんのエピソードで、客室乗務員さんの本を彷彿とさせて面白おかしいお話。そこでの会話でこんなことを言っておりました。

とある国でその某ホテルの現地スタッフの教育をしていた時のことだそうです。
「夫婦喧嘩の末、×××をしでかしてしまった」と女性から電話がかかってきたのだそう。ここでは具体的な内容は控えますが、聞いてた私でもそれはそれは、関わりたくないな、と思うこと。
「ね、わたしどうしたらいいの?」
と自分で電話しときながら、その女性はパニックに陥っている様子。
「お客様は私どものホテルにお泊まりのお客様ですか?」
「違います」
「何にお困りかお伺いしたいのですが、なぜこちらにお電話くださったのですか?」
ひとまず冷静になってもらいたくて、こんな風に尋ねたところ、
「なんでって、あなたのところのホテルは日本のホテルだからでしょ!!」(逆ギレ&半泣き)

こんなやり取りがあったそうです。結局は電話を受けてしまったが運の尽き、そのホテルの名にかけ、なくなく必要な処理をしたらしいのですが、当のご本人や、サービス業に関わる方々からすると迷惑千万な話。けれど、どこに電話したらいいか分からないけときに、日本のホテルに電話をしたくなるという邦人女性の行動ってのも分からないでもないんです…。

今回はマイレージの恩恵でJAL使用なので、控えを持っておくのは当然ていっちゃぁ当然。それよりなにより、こちらの事情で航空会社にそんな迷惑をかけるつもりもありませんが、なんというかやっぱりJALは「心の友」みたいな感じなわけで、言葉の通じない不慣れな土地、不安な土地でこそありがたく感じる日本のシンボル的な存在。特にフィリピンって、貧困からくる治安の悪さでアジア有数のワースト国で、警官だって信用できないらしい。さらには輪をかけて政治情勢も安定しない。竜子がこっちに来る直前にも、ミンダナオ島で国軍と反政府勢力との交戦があったばかり。パニックになっちゃったら日本大使館よりもJALのほうがパッと頭に浮かんじゃうと思うんですよね…。単純に足の確保ってだけですが。

だから竜子はJALってひどいよなぁ、とかここで言いながらもマイルはJALで溜めちゃうんだと思うし、カードもJALカードにしちゃったりする。JALカードが人気なのも、そんな風に不慣れな海外での保険的意味合いを込めてのことなんじゃないかなぁ〜。っていっても旅行の付帯保険も手厚いしね。こういう信頼感がいわゆる「ブランド力」ってヤツなんだと思うけれど、やっぱりこのブランド力ってのは、長年培ってきた努力のたまもの。ANAの勢いも、ANAの人材力もとてもとても素晴らしいし、評価していますが(←何様だという感じですが)、その点だけはやっぱりJALにはかなわないんじゃないかな。なんやかんやいってもこの王冠は燦然と輝いていて、JALの大きな強みなんですよね。

というわけで、これを書きながら気づきましたが、カード会社の連絡先を控えておくのを忘れてた…。JALより、こっちの方が必要で大切なんでした…。

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JALの翼
JALの翼

    • ConDoll
    • 2009年 4月13日 10:01am

    僕がアジアに旅に行った時はもちあわせがなかったのでビーマンバングラデッシュ航空を使用しました。
    中古丸出しの機体で薄暗くて揺れて不安でした。
    バンコクからカトマンズに向かった時も飛行機でたしか数時間の距離なのにダッカに立ち寄りムダな一泊をしいられることになりました。
    またダッカとゆう街が悲惨を通り越して笑いすら覚えてしまう残念なまちでした。
    僕ももう大人なので今度海外に行く時にはJALを使用してみようかなと。

    • さとんぷやっさん
    • 2009年 4月14日 11:30pm

    竜子さんマニラに行っているそうで。
    気をつけてね。
    やっさんは帰国を待てるわん

    • まったり
    • 2009年 4月15日 5:20pm

    今は情報が得やすくなったから、そうでもないんだろうけど
    海外旅行の自由化が始まって、国際電話もネットもない時代は
    JALの事務所がいざって時の日本人の大事な駆け込み寺
    みたいな時代ってあったね・・。あとは日航ホテルズとか。
    まあ何だかんだ言って旅先で頼りになるのはJALなどの日系
    なんだろうね・・。
    JALの国際線はもう9年前にロンドンから帰る時に乗って以来だけど
    747-400はもう一度ぐらい乗っておきたいね。

    • 竜子
    • 2009年 4月20日 2:15am

    コメントの返信遅くなってすみません。
    ■ConDoll
    中古機材なのは、珍しいことではないけれど、きっと客室が相当なダメージだったんでしょうね…。ダッカはまだ見たことがありませんが、ちょっと興味があります。笑えるほど残念なまちって、一体!?
    ■さとんぷやっさん
    連絡ありがとう。無事に帰ってきました。今度美味しいものでも食べに行きましょうね。旅にでるのもいいかも…。候補があったらぜひ一緒に。
    ■まったりさん
    まったりさんならご存知だと思いますが、今回の機材は往復路747-400。ちょっと前に話題になった2F席は全て閉鎖の、コスト削減便です。帰りは、ゆずジュースを飲んで「日本に帰ってきたなぁ」って気分になりました。

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