マニラ空港の撮影スポット(フィリピン)

今日の日記は、凄く長いです。あらかじめ。
ってなわけで、まだいますよ、マニラに。

それにしても、よそ様の国を他人がとやかくいう筋合いはないけど、この国の金銭感覚ってちょっと狂ってるっていうか…。とうか基準価格ってのがなくて何を信用したらいいのやら…。
唯一頼りにしている観光ガイド本ですらも適当なもので、どの観光ガイドもフィリピンの国の治安の悪さを説明し、さんざん脅かしといたあとに「ホテルからのタクシーはクーポンタクシー(行き先を最初に告げると、行き先までの金額が書かれたクーポンを発行され、追加料金不要)、もしくはホテルタクシー(ホテルが契約しているタクシー、またはレンタカー。フィリピンの『レンタカー』はすべて運転手付)の送迎を利用すること。一般のタクシーはボラれることが多く、観光客には不向き」ってご丁寧に解説してくれてるけど、そらそうだ。だって、ホテルタクシーの値段もクーポンタクシーの値段も、ぼったくりタクシーと(料金だけ見れば)変わらないんだもん。特に、今滞在してるM.Oホテル! 全ての料金が立派ですが、国際的なチェーンホテルは国の物価に係らず、徹底して同じような料金を貫いてますので、ま、仕方ないっちゃぁ、仕方ないでのしょう…。それでも甘んじて受け入れるのは「安心価格」と思うなればこそ。どいつもこいつも足下見やがって!

[空港] ←→[各地点]までの金額

A空港のクーポンタクシー:530ペソ
B一般のメータータクシー:117ペソ
C個人交渉(空港付近のレンタカー業者):480ペソ
Dホテルタクシー(マンダルヨン地区の外れ:星3つ):500ペソ
Eホテルタクシー(マカティ地区:星5つ)から:1,500ペソ
Fホテルタクシー(エルミタ地区:星3つ)から:500ペソ

A〜F地点のどれからも、空港まではほぼ大差ない距離です。なぜこの金額が計れたかってのは、後回し。
ちなみに、Bの一般のメータータクシーというのは、Eホテルのエントランスにたまたま空港からお客さんを連れてきた一般タクシーがいたので、それに乗ったわけです。行き先はNayong Pilipino(ナヨン・ピリピノ)。Eホテルのセキュリティの人は、「ナヨン・ピリピノへ行ったことがあるのか? えぇ? 初めてだって…? ひとりでいくのか? 何しにいくの?」とずいぶん訝しがられました。それからそのタクシーのドライバーさんにしっかりと、行き先を伝えてくれて、
「車が走ってあの角を曲がった時に、ちゃんとこのメーターが動いているか確認するんだからね。動いてなかったら降りなさい。それから、ドアロックも忘れずに。はいっ、これがこのタクシーのナンバー!」
といって紙切れをくれました。ドアのロックは、フィリピンのタクシーでは常識らしいが、何度もメーターのことを念押しされ、そこまで言われたら逆に不安になるので、しっかりメーターを見つめていたものの、角を曲がってもメーターが動かない。
「運転手さん、このメーター動いてます?」と聞いた頃に、ちゃんと動き出したのでした…。運転手さんもそこまで疑われたら、笑うしかない…。景色や場所の案内をしてくれながら、ナヨン・ピリピノへ向かってくれたのでした。着いたら117ペソ。この後に知ることになる金額から考えると、なんだかなぁ、って感じだけど、やっぱりあんなに念押しするにはそれなりの訳があるんだろうな…。

さて、ホテルのセキュリティの人が訝しがった「ナヨン・ピリピノ」。「ナヨン」とは「村」の意味だそうで、マヨンボルケーノ、ビコール、コルディリェラの3つのエリアからなる公園で、フィリピン各地の文化や風俗、景色が凝縮されているのだそうだ。景色が凝縮、ってのはままその通りで、縮小で再現されているというか、なんというか…。ディズニーランドのアドベンチャーランド、みたいな感じで世界遺産でもあるバナウエ棚田! やビコールのマヨン火山! などフィリピンの自然遺産がスケールダウンされた景色が広がっているのです(笑) 園内にはラグーンもあって…云々。この日はピクニックだ、って意気込んでホテルのデリで昼食を仕込んできました。
で、私が見たいものは、おそらくこの先にあるはず。で、でも…ひと気がなくって、足を踏み入れるのがちょっと怖い。それでも、ザクザク雑草と枯れ木を抜けるとそこは!
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

使えないJTBのガイド本には、空港から車で3分のところにあると紹介されています。「マニラ国内空港の滑走路の横に位置し、園内からも飛行機が発着する様子がみえる」とも。そうなんです、ここはマニラでいうところの「城南島」。

あ…きたきた。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

でも…「なんか、スネがチクチクする!」と思ったら小粒の白いヒルのような、カメムシのような…謎の虫が3匹並んで張り付いてる! 気持ちわる! 出なきゃ。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

なぜか突如、廃墟ホテルが…。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

よく見ると「INTERNATIONAL DEPATURE」?!
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

颯爽とした廃墟の風格とでもいいますか、ノーテンキな南国のせいか怖さも軽い。正面から。立派なホテルだったのでしょうね。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

もっと間近に、と園内に響く音を頼りに探索してると…、国際線ターミナルに出た! ニ、ニ、ニノイ・アキノ空港じゃないかっ! ガイド本の地図のスケール感がまるで分かりません。っていうか、国際線は地図からはみ出していて、載っていないのです。予想外の風景。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

離発着者本人以外は、中に入れません。出迎えの人はこうして外から眺めて探すのみ。建物は立派なのに、これじゃぁ自国の人に対して、あんまりだよ…。暑いしね。それゆえ見学デッキも見当たらず。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

ぐるっとひと回り。また、公園に戻ってきました。実は空港の西側駐車場と繋がっていたのです。知りませんでした。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

暑いなか探索してたので、避暑地を求めてラングーンらしき森へ。家族連れがちらほら。原生林っぽい雰囲気の森の隙間から、737や小型機なんかが飛び立って行くのが見えます。気づくと、セキュリティの若いお兄さんがマウンテンバイクを引きずりながらずっと背後をついてくる。私がベンチに腰掛けると視界のギリギリのところでその人も腰掛ける。なんだか10mとか20mくらいの距離を保ちながらずっといる。見ないようにしていても40分くらいずっとそんな感じ。気味が悪いので、家族連れから離れないようにしたり、また別の家族連れの目の届くところにいたりして、それ以上森の深くには入らないようにしてました。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

ちなみに、フィリピンでは、ショッピングモールやスーパーはもちろん、スタバに入るにも、コンビニに入るにも、ファーストフードに入るにも、ありとあらゆるところにセキュリティの人がいます。彼らは民間のセキュリティらしいのですが、みな小型の拳銃やライフルを持っています。

やがて行商のアイスクリーム屋のおじさんがやってきて、そのセキュリティのお兄さんはアイスクリーム屋さんと合流。それでも、離れているところからずっとこちらを見てるのが分かります。「今のうちにこの森から出よう!」と決心してベンチを立ったところ、そのセキュリティのお兄さんとアイスクリーム屋さんとが一緒になって遠くから私に、「あっち、あっち!」とゼスチャーしています。ふたりの方へ歩み寄り、「あっち、あっち!」の手の方へ行くと、なんとそこは滑走路と平行してるフェンス越しの、大パノラマ・ビューだったのです! いやぁ、これには釘付けでしたね。感動しました。それでも今度は5mくらいに距離を縮め、私の真後ろにいましたが。
写真が撮れないもので、伝わずにすみません…。
Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

Nayong Pilipino(ナヨン・ピリピーノ)

それにしても、なんでずっとついて来てたのか不思議。そしたら彼いわく、「女の人がひとりなのは危ないよ」と、ごもっとも。さらには「僕も飛行機が好きだ」ってさ。
それまでそんな話してなかったけど、一瞬にして、「ごめんよ」って思ったよ。
そしてその警備員さんに、「警察官なの?」と聞いたら、今度は無線で警察官を呼んでくれました。バイクに乗って現れた警察官のおじさんは制服姿ではなくシャツでした。そのおじさんが、広大な園内をバイクで案内してくれました。ただ、おじさんの腰に手をあててたんですが、不安定な吊り橋を渡るときに手がシャツの下のピストルらしき固いものに触れてしまって、その途端、急に怖くなってきて「森に連れてかれたらどうしよう」なんて、早く降りたい気分になってしまってろくに喋れもしない英語で、めちゃくちゃ喋りまくってましたね。一応、IDも見せてもらってましたが、凄く気が張ってしまったのです。結果は、セキュリティのお兄さんやアイスクリーム屋のおじさん、それから公園の清掃員の方々に、なぜかゴールインを拍手で迎えられたのですが。
今思えば、乗り物の乗り入れ禁止の園内を風を切って、再現された山を越え、丘を越え、これもなんかの再現であろう歩行者のいる吊り橋までもすり抜けて、職権乱用とも思える方法で、一気に見渡しました。新宿御苑というか代々木公園というか、想像以上にその庭園は広くって、歩くのは到底無理でした。

最後に。これからマニラ空港で撮影したいとお考えの方は、廃墟になってしまった「Philippine Village Hotel」を目印にしてください。羽田空港第2ターミナルにある「エクセル東急」みたいな感じでそびえています。車で3分どころか、空港の端から徒歩3分。難なく歩いて行ける距離です。ターミナルでいうとフィリピン航空側、出口を出てすぐをひたすら右に。ターミナルの建物の端に小さなオープンカフェのようなボックスが出てきます。それを通り越すと、高架橋にかかる階段がすぐに出てきますので、それを降りる。その階段のふもとにも小さな喫茶室があるのが目印。階段を下りると空港の駐車場が広がっていますので、右手に連なるレンタカー会社のボックスを見ながら駐車場を抜けると、そこがナヨン・ピリピーノ。あとは分かると思うので思う存分散策してくださいね。
ただ…。自分が気が張ったからって言うのもなんですが、やっぱり女性の一人旅なら相当の用心が必要です。今回のナヨン・ピリピーノでの話とは関係ないのでこの話はまたいずれ。

とてつもなく長くなりすみません。

※このターミナルについて補足します。国際線フィリピン航空のターミナル(第2ターミナルになります)。

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    • まったり
    • 2009年 4月15日 5:07pm

    いずれにせよ、あのマニラの空港を一人で見に行くなんて
    勇気があるよ!初めて行ったバンコクですらちょっとビビッたし・・。
    あのセブパシフィックも以前はDC-9の中古を買い集めてた時代を
    知ってるけど、今やA320を飛ばすようになるとは時代も変わったね・・。
    取り合えず気をつけて旅を続けて下さい!ジープニーって
    乗りこなすの大変なんですかねぇ・・・。

    • ヒロシ
    • 2009年 4月15日 10:22pm

    お久しぶりです!
    飛行機乗るにも勇気がいりますよね。
    僕は最近、乗っていません。
    機会がありましたら、近場でのご案内お願いしまーす☆
    ではでは。

    • 竜子
    • 2009年 4月20日 2:32am

    ■まったりさん
    今回のマニラ旅行は、勇気がある、なんてほめられたものじゃないです。外に出れば気を張ってばかり。最初のまちでは、カメラを外に向ける気も起きませんでした。やがて持ち歩くことすらしなくなりましたが。
    セブパシフィックのほとんどはA320とATR72だそうです。ここで見れたのは、このほかボンバルディアDHC-8や、エアフィリピンの737。同じくエアフィリピンにはYS-11なんかもあるらしいのですが、見ることはできませんでした。
    ■ヒロシさん
    ご無沙汰しております。飛行機は勇気はいりません。ぜひ眼下に広がる風景を楽しんでみてください! 高所恐怖症ですか? 飛行機を克服されないと、機体をみて歩いても楽しめないかも?!
    ではでは。

  1. 初めまして!スポッターやってますりーちゃんと申します。
    実はこの5月にフィリピンに出張が決まりまして。。。
    どこかで撮影ができないかとあちこち調べ回ってたどり着きました。
    いや〜参考になりましたよ〜ありがとうございました。
    あちこち調べてたらこのエリア、国際線貨物ターミナルになるそうで、この5月にこのままの状況かはわかりませんが、是非チェックしに行ってきたいと思います!

    • 竜子
    • 2010年 3月20日 5:51pm

    ■りーちゃん
    おおおおおお! 去年の記事だ!!
    りーちゃんさん、コメント、どうもありがとうございます。
    しかし、ほんっと気をつけてくださいね。りーちゃんさんは、男性ですか? 自分が行っておいてこんなことを言うのもなんですが、女性だったらおすすめしません!!
    ナヨン・ピリピノ自体は、中央の広場に地元の家族連れが2組ほどくるようなピクニック場所ですが、自然公園ですので、とにかく広い(=万が一なにかあっても人目には入りません)。
    日本人と思われないような格好でいったほうがよいとおもいます。
    ホテルでは定期的に日本語新聞を読んでいましたが、一面記事は決まって毎回外国人殺害のニュースでした。
    それから後日談ですが、この公園はハブだったかマムシだったかがいるそうです。気をつけてください。
    なにかというときには、警察であれ誰であれ、チップを。これも、フィリピン滞在中にも、いろんな人から忠告いただきました。たとえ警察であっても、チップ目的で囚われの身に遭う、ということも少なくないこともお忘れなく(逆にチップさえ払えばどうにかなる)…、とのことです。
    さらに、空港からナヨン・ピリピノの間は、日本でいう路上生活(?)地帯に似た、バラック小屋集落みたいなところを抜け(でも、日本のブルーシート・ハウス並みです。マニラのバラックはもっとひどいですので…)、タクシー会社の基地局を抜けることになります。
    ちなみにフィリピンは銃社会ですので、タクシーの運転手さんも、護身用、はたまた襲う目的でも所持しているそうです。空港、あるいはナヨン・ピリピノ路線は要注意路線。タクシーに乗ったら、鍵をかけてください(その前に、鍵のあるタクシーに乗らなくては行けませんが、ホテルタクシーとレンタカーであれば鍵とエアコンはついてきます)。
    と、散々脅かしてしまいましたが、フィリピンの普通の人たちは優しいですよ。でも、普通の顔して怖いことを要求する人がいるのも、確かです。
    ちなみに、空港敷地(ターミナル)から、飛行機を撮影すると、警察に警笛を鳴らされ、職務質問されます(撮影禁止なのです)。ちなみに、撮影自体が禁止というわけではなく、ターミナル周辺の道路から、滑走路方向にカメラを向けること自体が禁止みたいです。また、航空券がないと、ターミナルの中には入れません。
    ナヨン・ピリピノに隣接するターミナルが、貨物エリアだったとは知りませんでしたが、この隣接のターミナルは、航空会社ごとに分かれていて、国際線のフィリピン航空(第2ターミナル)です。
    わたしは、JALで行ったため、別日にピクニック目的で行ったので、第1からのアクセスが分かりませんが、バスが出てれば、バスでいいかも…(わざわざクーポンタクシーを乗るのも高いかなぁ…と)。
    それから、ナヨン・ピリピノ自体は、エンターテインメント施設としては閉園中の施設ですので(ただ、公園としてあるだけ)交通手段はありません。タクシーもだいぶ歩いて大通りに出ないとつかまりません(そして、流しのタクシーは私は使う勇気がありませんでした)。
    帰りは、この第2ターミナルから、クーポンタクシーまたは記事にある通り、ナヨン・ピリピノに隣接したレンタカー会社から乗ることになります。
    用心だけしていれば、ナヨン・ピリピノは撮影にいいとおもいます。南国気分も高まりますからね!
    それから、日本大使館の連絡先は、身につけておいてくださいね!!!
    お気をつけていってください!
    また質問がありましたら、いつでも!なんでも〜

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