ドバイ国際空港(アラブ首長国連邦)

初の国内トランジット、羽田から関西国際空港までは、JALとEmiratesのコードシェア便で。ここは下調べしなかったのですが、機内に入ってビックリ! 2列-3列…、おっとMD-81型機じゃぁあ〜りませんか! 1985年に就航したものの、退役が始まっている希少機。伊丹じゃ珍しくありませんが、関空でとは…。あらためて乗ると、小さくてなんだか華奢な気もするし、シートの布が結構痛んでるなぁ…。「ご苦労様でした」と挨拶しました。

そして、乗り換え。EmiratesはB777-300ERです。目的地はドバイ。いやぁ…さすがですわ。彫刻のようなイケメン&美女の面々です。ここまで派手に「THE美貌」を揃えた航空会社ってのも最近はどうなんでしょうか…。ひっさしぶりに、航空会社の意気込み、というかキャビンアテンダントがごく少数のエリート職業であることを実感しました。ま、そんなのはどうでもいいとして最新機材であるのはもちろんのこと、すべて満足です! UAE(アラブ首長国連邦)ということでさぞかしエキゾチックな雰囲気なのかと思いきや、内装は淡いオレンジを基調としたグレーなどの落ち着きのある波模様。しばらく気づきませんでしたが、それは波模様なんかでなく、砂漠の風景だったんですね。料理は何が出たか忘れちゃった…(なにせ、Emirates機内では、関空〜ドバイ/ドバイ〜イスタンブールの往復で6回も食事をしてるわけですから!)。

ところで、私は料理の写真を撮るのが嫌いなんですよね。食べている最中はもちろん、食前であろうと食後であろうと、これからいただくものを写真に撮る、という行為がどうも落ち着きがないようで、せわしなさを感じてしまって。「食事の最中にテレビを見てはいけない」「食事中は電話を使わない」、こんなことが頭に叩き込まれてしまってるせいなのかはよくわかりませんが、とにかく食べ物を写真に撮るというのが、どうしても嫌いなのです。

というわけで、機内食の写真なんかありません。でも…総じて美味しかったのです。ひとつだけビックリだったのは、パンが口に合わなかったくらいかしら。ぱっさぱさのバターロールらしきもの、いや、形はバターロールなのに中を割るとお麩のように細かい気泡の食パン…固めの「ダブルソフト」とでもいいましょうか。あの、人工的な膨らみが気味の悪い「ダブルソフト」がさらに固くなってるわけです。いや、「固くなってるだけましか。合成保存料使ってないのかも」なんて思わず後ろについてる製造者のシールを確認したら、しっかり合成保存料が使われていた上に、なんと日本国内のベーカリーのものだったので、それはそれは驚愕ものでした。日本にも今どきこんなパンがあるんですね。機内食って「パンだけは美味しい」ってことが多いのに…。

関空〜ドバイまでの往路のフライト時間は11時間15分。相当悩みましたが、やっぱり窓際座席を指定しちゃいました。ほっとんど夜空なわけですから、通路側指定、というのが旅慣れた人の選択だと思いますが、初めての地の上空からの眺めがどんなだか興味津々だったのです。お手洗いを入念に済ませて、水ものをちょっとセーブして吊り下げフットレストと空気枕で準備万端。真ん中の席を空けて、通路側に日本人のおじさん。起きてから朝食を食べて、コーヒーを飲んだ後に1回お手洗いに立たせてもらえばいっか…、なんて思っていたのです。
長時間フライトの上に時差もあるから、絶対に寝たい、寝たい、寝たい! 私の座席はビジネスクラスの真後ろの席、ちょうど3席前がビジネスとの境だったのですが、そこで2歳くらいの男の子が尋常じゃないくらいに泣き叫ぶ。最初のうちは「かわいそうに…耳抜きができないのね」なんて悠長に思っていたのですが、これが、2時間経っても泣き止まない。それどころかひどくなっていく一方だし、だんだんとイライラしてきました。飛行機で起きてると、乾燥してるぶんのども乾いちゃう、ってもんです。イライラしながらも子供と同じようなタイミングでうつらうつらとして、2時間ほどした頃にまた鳴き声で起きてしまいました。
ま、ここまでくるとどうにもならないわけだから、音楽でも聞きながら本を読もうと諦めました。

そいで、窓をちょっと開けてみたんですね。
そしたら…飛行機に乗ってるとは思えないほど、満天の星空。飛行機じゃなくって、宇宙船にでも乗ってるようなお星様の数々なんです! 地上から35000フィート上空? いやぁ、そんなもんじゃないねぇ。お月様からの眺めといっても過言じゃない(お月様に行ったことないわけですから!) 機内の光を毛布を頭からかぶって、窓にへばりついて光もキャビンもすべてシャットアウト。そうしてたら視界のすべてが真っ暗闇に輝くお星様だけの世界!
流れ星にも会いました。もちろん願いごとは内緒だけれど、これがあるから、窓際は止められないんですね…。それまでのイライラが一気に吹っ切れました。

私が飛行機に乗ったとき、余裕があったら搭乗記念にハガキをもらっています。かさばらないのでこれがいちばんいいです。いろいろとグッズがありますが、トランプやペンやおもちゃなど、実際に使わないものが多いし。ハガキなら飛行機ノートにはさんでおけばOK。ハガキに限ります。しかしながら、Emiratesのハガキはないそうなんです(本当か…? 英語力が未熟なのか…続きは後日)。ハガキをお願いしたのですが、気を利かせてくれたCAさんが私に持ってきてくれたものは…Firstクラスのアメニティキットでした。エコノミーでもアメニティキットがもれなくつきますが、Firstのものは、ポーチがしっかりしている上に、ブルガリのオーデコロンと、化粧水とハンドクリームが結構なボリュームで入っていました。

さて。いよいよ到着したドバイです。まず、建物も空間も大迫力。天井の高さもそうですが、ひとつひとつの造りが伸びやかで大胆なんですね。白い壁を基調に、スチールの輝きが反射して、なんともいえない近代的な雰囲気を醸し出している。それが優雅な空間に見えて、この街の豊かさを象徴しているようでもあって、なかなか感慨深い。廊下も反射するほど磨かれていて衛生的、抜群に気持ちがいい。
ドバイ空港
ドバイ空港
ドバイ空港
ドバイ空港
ドバイ空港

それと、ドバイらしいなと思ったのは、免税店が主催する景品が豪華すぎるほどのくじ。スポーツカーです。実は、これを凄く楽しみにしていました。別にスポーツカーが欲しいわけじゃないのだけれど、夢があって面白いじゃないですか! 家でも母親とこの話で盛り上がり、「じゃぁ、7,000円までなら試してくるね…」なんて家を出てきました。空港についてからなんて、ちょっとドキドキしちゃって、「当たったら…どうなっちゃうんだろう? 今当たったら旅のスケジュールが面倒だな、船便? 運搬料は高額なのかしら? 税関ではどうなるんだ?」なんって空っぽの頭で夢うつつを抜かしてましたが、発見してビックリ。500ディルハム(15,000円程度か?)じゃないですか。倍額でした。ん…これは痛い。今度は15,000円で何が買えるか考えちゃいますね、さすがに。「お金はさびしんぼうだから、あるとこにしか集まらない」といいますが、やっぱし、このポルシェも乗る人を選ぶんだなぁ〜。トホホ。
けれど、お金がある人! これってけっこういいと思いません? 1000人にひとり当選チャンスがあるのです! 確率的に高いと思うのですが。
ドバイ空港の宝くじ

ターミナルからはこんな感じ。
ドバイ空港
ドバイ空港

じゃ。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
  1. ご無沙汰しております。
    ドバイ気分をおすそ分けしていただきました!
    すごいんですね、オイルマネーって。
    ビルなんかは、SFに出てくる建物のようです。
    でも、船は昔風なんですね。
    いや〜、感動しました。
    旅行ガイドブックなどとは違う、臨場感あるレポート、
    楽しませていただきました!

    • まったり
    • 2009年 6月2日 10:36am

    エミレーツは前職の絡みで縁があったんですが
    機内の最高責任者が日本人女性だったフライトも
    見かけた事がありますね。確かに
    美男美女が多かったと思います。
    ドバイはエミレーツ専用ターミナルが出来て
    立派ですね。ターミナルの写真も
    いい感じで撮れてますね。
    ドバイの街も建物の大きさが香港島以上にあるけど
    密集した感じがなくていいかも。。。
    旅のお話聞いてたら、空飛びたくなるから不思議だな。

    • Mike(Akio)
    • 2009年 6月2日 2:27pm

    神秘的ですね。。。
    ターミナルが綺麗だなぁ。

    • たか
    • 2009年 6月3日 12:08am

    こんばんは
    凄い所ですね。1人で旅行に行かれてしまうんですか?
    俺は、海外に行った事ないですが竜子さんの写真を見て
    行った気分になりました♪

    • 竜造
    • 2009年 6月3日 1:58am

    時系列に沿った丁寧なリポート、読んでて確かに自分も同じ景色を見たような気になりました。
    いい旅やったんやろなあ。
    それにしても建物がピカピカ過ぎる。
    そして同じように、基礎工事が気になる。

    • 竜子
    • 2009年 6月3日 3:49am

    ■Airmanさん
    ご無沙汰しております!
    コメントありがとうございます。オイルマネー、凄いですね…。首長国であることとイスラム圏であること、そこにお金が加わる文化、興味が尽きません。
    ドバイはもちろん、アラブ首長国連邦の首都・アブダビ、その他5つの国から成り立っているのがUAEなのですが、地元の人は国から土地が与えられたりと、いろいろ優遇されているようで、国民の所得も高く治安も良い。逆に、感心して(上から目線になっちゃいますが)帰ってきました。
    ■まったりさん
    あ、そうですよね! ただ、今回の旅行でとても気になったのですが、日本人のマナーが良いのか、あるいはよその国のお客さんのマナーが著しく低いのか、関空に到着する国際線って、大変じゃありませんでしたか?
    飲み物の缶もコップもゴミも床に散らかしっぱなし、めちゃくちゃに荒れてるのを見て、乗客のマナーについて、凄く考えさせられましたね。
    印象だと、アラブの男性の体がずいぶんと大きいのです。コレって、この街のスケール感と少し通じるものがあるのではないかと思いました。
    ■Mikeさん
    日本人の私からすると、中東の方はほんっとミステリーですね…。空港のデザインもシンメトリックなもの、パターンが多くって、きれい好き。日本人の感性からすると物珍しい美意識が随所に感じられました。
    ■たかさん
    こんにちわ。コメントありがとうございます!
    ひとりで行くことが多いですよ。今回の本当の目的はトルコ。トルコは見所が多いのでツアーに参加しました。まぁ、それでもひとりには変わりないですが、気が楽で一人旅は向いているようです。
    最近は円高のおかげで、手頃な価格で楽しめますのでたかさんも、ぜひ。
    台湾なんか、沖縄、いや…熱海の感覚で遊べるのでおすすめします♪
    ■竜造さん
    こんにちわ。じつは、時系列じゃないですよ(笑)
    良い旅でしたね。これでもかんなり端折ったつもりでしたが、ドバイが長くなってしまいました…。
    建物がピカピカ! ドバイのポイントは、この「ピカピカ」と「水」のようです。空港はもちろん、ホテルや小さな宝石店でも、まるで水を流すのが富の象徴のように、大小さまざまな噴水を見かけました。
    砂漠の地盤がどうなってるのか、実際には不明なんだけど、ドバイで鉄道工事を日本の大手ゼネコンが参加してやってるらしいのですが、掘削が日本よりも簡単らしい、というのをチラッと聞きました。まぁ、だからといって倒れるわきゃないとは思います(笑)

    • ちくまる
    • 2009年 6月4日 9:07pm

    実はドバイには以前から興味を持っておりまして一度行ってみたい!と思っていたので
    レポート興味深く読ませて頂きました!
    機会があれば是非自分の目で見てみたいと思います!
    あ、それとトルコも興味がありましてこちらも一度行きたいと思ってます。
    引き続き「ヒマラヤ飛行」も楽しみにしています!

    • 竜子
    • 2009年 6月5日 3:20pm

    ■ちくまるさん
    コメント、ありがとうございます!
    イスラム教やその文化に触れる機会がほとんどなかったので、とてもよい旅になりました。イスラム教の潔癖さは、衛生的にも精神的にもとても興味深いものがあります。
    トルコは、このブログで紹介するには余りある奥深い文化と親日さで、感銘を受けました。こちらの方もザッとレポートする予定です。
    ヒマラヤ飛行は、残りも本当に僅か…。
    色んな思いがこみ上げてきます。引き続きよろしくお願いいたしますね!

  1. トラックバック 0