シミュレータ訓練

半年に一度行われますシミュレータ訓練を受けてきました。
安全運航を守る牙城、訓練センター。

写真は管理棟で、この棟の後ろにシミュレータ棟が連なっていますが、その中には、
DHC-8-400 : 1基
B737-500 : 1基
B737-700 : 2基
A320 : 2基
B767 : 3基
B777 : 2基
B747-400 : 1基
B787 : 1基
のシミュレータが収められています。
-400のシュミレータ、全盛期には3基が設置され、フル稼働で訓練を行っていたのですが、退役機種の悲しさか、
現在は1基のみが稼働しているだけです。

左B747-400、右B787シミュレータ。

今回のシミュレータ訓練のメニューは、
★ 離陸中のエンジン故障による離陸中止。
★ 同じく離陸中のエンジン故障による離陸継続。V1以降は離陸を継続します。
★ エンジン1発不作動のまま羽田へ引き返し、ILSアプローチを行うも、滑走路が視認できず進入復行。
★ 再度ILS進入を行って、なんとか着陸。
★ 性懲りもなく再度離陸して、VOR Rwy 34Lから16Rへのサークリング・アプローチ。

実際にはこんなアプローチを行う事はないのですが、あくまでも訓練と言う事で、上の図のようなコースで
アプローチを行います。
VOR Rwy 34Lの進入コースは木更津VORと羽田VORを結んでおりますので、滑走路に対しては
ややオフセットしたコースとなります。

上図A地点。34Lのアプローチ・ライト、PAPIが見えてきました。ここから右旋回をして、
ダウン・ウインド・レグへと向かいます。高度は730フィート。

B地点から左真横を見た所です。滑走路16Rの末端が真横に来た時、タイム・チェックを行い、
約25秒飛んだ所から滑走路へ向け左旋回を開始します。

C地点。左旋回を続けながら、飛行機を滑走路へと正対させます。

何とか無事に着陸する事ができました。
しかし、これで終わったと思ったら大間違い!再び離陸して34LへのILSアプローチを行うのですが、
ショート・ファイナルでもの凄い乱気流に遭遇するシナリオになっているのです。疲れる〜

そして最後を締めくくるのがエンジン2発不作動。訓練では最悪の事態を想定しますので、片側2発が
止まってしまうのです。片方1発ずつが不作動になるのであれば楽なのですが。

FD

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    • Akio
    • 2009年 11月22日 8:46am

    787のシュミレーターってもう有るのですね。
    一度でいいからやってみたいな・・・
    数年後、頑張って入社できたら
    こういう訓練をやるのだろうか?
    なんか、もっとすごいのができるのでは?

  1. シミュレータの画像を見たのは初めてです。
    747と787の筐体の違い・・・なんかもの悲しさを感じますね。
    シミュレータ訓練と実機による訓練の割合ってどのようになっているのでしょうか?
    燃料代、その他もろもろのコストを考えると、かなりシミュレータにシフトしているのでしょうか。
    実際に遭遇しないような緊急事態もシミュレートできるようですし。。。
    それにしても、すごいメニューですね。
    こういった緊急事態を常に頭の中でイメージトレーニングしていらっしゃるのでしょうか。
    実際に遭遇したときに「考え」つつも、体が即反応しなければならないのですよね。
    やはり、ラインのパイロットの方は偉大です・・・。
    我々は何気なく、当たり前のように飛行機に乗っていますし、展望デッキでは手を振ってもらったりして喜んでいますが、あの座席に座るのはやはり並大抵のことではないんですね。

    • Mattari
    • 2009年 11月22日 9:31am

    映画ハッピーフライトはシミュレータ訓練シーンで
    始まりますが、何ともあれだけのハードな内容を
    こなすわけですからヘトヘトになるわけですね。
    やはり大変なお仕事なんだなという事が
    よく伝わってきました。

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