まだまだ許さんJAL再建案、わてはふたたびもの申す!

この前、「沈まぬ太陽」見て来た。見応えタップリ! あっ、という間やった。見はった人らは、主人公の人間像に共感しはるみたいやけど確かに共感したし、あんな人間になれたらって思た。

が! わてはそこがポイントやない。言うまでも無く、架空の「NAL」たる会社の体質を問うた社会的ムービー。腐敗し陰湿な会社の体質、これを良しとしてきた社会そのものの責任やと感じた。まぁ、そういう世の中やったのもあると思うけど、結果的に見たら、そないなことになったんちゃいますかね。わてら国民がどーこー出来るものやないでっけど…。

それでや、この映画、まるで今の世の中を予見したかの如く、今のJALの根本を見たなぁ(…って、その通りやねんけど。敢えて言うてみた)。神さまって、居てはるんやね〜。でも、エエ機会ちゃいまっか? 今のこの時期にとことん徹底的に全てを白日の下に晒すことが、JALの為になると思いますわ。それより、何でJALはこの作品を悪の権化みたいに社内報誌に載せるんやろね?

相も変わらず、よーわからん会社やな。

この前、JAL経営陣が企業年金削減の説明会をしはった。OBは3割減、現役は5割減。キツイやろな…その説明会の中で、OBの一人がこんなこと、言うとった。「JAL創世記を作り上げたのは、我々だ! 納得できない!」とか「2階席には発言権がないのか?」など…。聞いてて呆れた…。創世記を作り上げたって、何を? どんな? って聞きたいわ。創世記ってエラそうに言うてるけど、バリバリの悪しき労組時代やん。今の状況を作り上げたんは、あんたらやん。根源はアンタたらやん。

わて、最初この削減案を聞いて、「キツイなぁ」って思た。けど! わての周り奴らは違うた。「OBなんて全額削減ちゃうんか!」「こいつら、どこまで喰うたらエエじゃ!」ってな声が、実は多数を占めていたのにはビックリした。生活がバラバラになるって言うてはったOBさんがいはったけど、そもそもバラバラになったのは、労組の存在そのものちゃいまっか? 前も書いたけど、創世記を作り上げたか築き上げたか、どっちでもエエけど、そこまでプライドがあるんやったら、何とかしてやろって思わんか?「わしらには非が無い」みたいに、完全に他人事になって、どないすんの?
「わしらも年金が無かったら辛い…、けど協力せんとわしらが作ってきた会社は、元もこうも無くなる。何とかせなアカン…」って普通…思うんちゃうんか!
それが人間ちゃうんか!
何をエラそうに、他人事みたいに言うてんねん!
元はと言えば、自ら起こした過ちやろ!
まだ、そんなこと言うてんのか!
どこまで喰い尽くしたら気が済むねんっ!
どこまで欲を満たすつもりやっ!
何が作り上げたや!
笑わせんなっ!
あんたらが作り上げたのは、会社やない!
負の財産や!
負債を作り上げたんや!

もうJALは、ちゃんと潰さなアカンって。懇情を与える必要もあらへん。キツイ言い方やけど、足腰立たんように潰さなアカン。日本の空から白と赤のコントラストは、いっぺん消えなアカン。
でもそこで、働いてる人をどないするか…会社が悪いって言うても、働いてはる人にも労働の義務があるし、生活がある。家族を路頭に迷わすことは出来ん。

ある雑誌にこんな提案があった。「JALをJR東日本に買収させる。買収させる為に最終的にすることは、JALをキチンと潰すこと」とあった。思い切ったこと、言うてはる。斬新ですわ。でも、何か「しっくり」来るのは何でなんやろ? アメリカンかデルタか知らんが、JALの為に救済するんやない。あくまで航空連合の為にするのであって、JALを助ける為とちゃう。いつまでアメリカに隷属したらエエの? それに関連してオープンスカイとか言うてるみたいやけど、そんなもんは後回し。先にするのは、JALを救済するんやろ? それやったら、キチンとJALを潰してからの話ちゃうか? 潰して政府は困るんか? 困るとは思えんなぁ…。

そこで、さっきの雑誌に戻るけど、JR東日本に買収させる。その下で再建なり、新規なりどっちでもエエ。昔の労組みたいにならんかったらエエ。なってしもたら、それこそ終わりや。いつまでも空と陸で争ってる時代やない。確かにライバルではあるけど、互いに互いを利用したらエエ。JALは電車に負けたんや。これは現実や。いつまでも意地張ってたらアカン。電車も飛行機も共通するところは同じ。お客さんが一番!お客さんの利便性を図ること。敢えてここで言わんかったって分かってはるやろうけど、これに尽きる。たくさん選択肢があるも良し、たくさん無くても効率的に利用できるも良し。どうすればいいかを、根本から考える。

ズブの素人がエラそうに妄想する再建計画を考えてみた。さーっと読み流してもろても結構。先ず、JR東日本に買収されることを大前提とするので、その点は悪しからず…。

(1)新たに貨物専用会社を設立。
(2)その会社に、ジャンボやMD・機齢の高い機材を移管させる。
(3)その機体を貨物機に順次改修する。
(4)この会社はJALとは何ら関係の無い会社であって、NCAとの経営統合とは全く一切関係なし。
(5)JR東日本の傘下の会社であるが、宅配業者が出資し株主とする。
(6)貨物機に改修した機材で地方空港間を飛ばす。

では、何でこんなことを思いついたか? 一言で言うなら「物流」ですわ。今の時代、ネットで買物をするのが当たり前になってきたんで、物流が会社にとっての生命線と言っても過言やないと思います。であれば迅速に荷物を届けるには、遠ければ遠いほど飛行機ほど適した交通機関はあらへん。それやったら利用せん手はないと思た。
ほんだら、何で地方空港の間を飛ばすんか? 地方空港は疲弊しててJALの経営危機で、より一層疲弊してきた。元はと言えば国が訳の分からん理由で作らせたもんやけど実際に存在してる以上、何か考えんとアカン。そこで、旅客便やのうて貨物便を飛ばして、ビビたるもんになるか分からんけど収入はあると思う。でもそれだけでは貨物便は飛ばへん。飛ばす為には何か「箱」を作らんとアカン。そこで広大な敷地を有する空港内に、国が出資して物流センターを設置する。わざわざ高い賃貸料払う都市部でするよりも地方で在庫や荷分けした方が金額的には安いと思う。その物流センターの使用料も空港に入ってくる。何処もかしこも地方空港という訳にはいかんやろうから、センターを設置出来ない空港に関しては、国が空港を一括管理をする。では、その費用はどこで賄うか? 素人で申し訳ないんやけど、空港特別会計なんかで何とかなるかな…。と思うねんけど、どないやろ?

少しでも疲弊を和らげる為に、原則として地方空港の間を飛ばすことに特化する航空貨物会社にする。基幹空港の利用もあると思うので、もちろん妨げる理由もないけど、例えば、佐賀県から長野県に荷物を運ぶ時、佐賀空港から羽田か関空まで空輸して、あとは電車かトラックで運ぶ。でも空港間(佐賀→信州まつもと空港)であれば、時間的・人的制約があると思うけど、直接空輸する方が効率的やし送料も多少は安くなるんかな? と思う。

移管される機体も全部と言う訳にもいかんやろうし、ジャンボは無いやろな。MD(貨物機に改修できるんか?)が妥当なんかな…、宅配業者を株主とするのは、単純に貨物専門の航空会社やし今でもJALやANAに委託してる会社は山ほどある。委託せんでも「自分らの会社」という気持ちがあれば、物流も活性化しそうな気がする。出来るだけ機材を廻して、少しでも多くの地方空港を助ける為、それと新生JALの足掛かりになったらエエと思たんですわ。
拙いズブの素人の考えなんで、具体性に欠けるのは勘弁して下さい。でも、みなさん、どない思いはります?

JALさんよ、市場は間違いなく他社に奪われる。奪われんとアカン。屈辱を十分に味わんとアカン。他の民間会社は大概、辛い思いしながら頑張ってはる。自力で知恵を蓄えて、知恵を絞って、他に頼るんやのうて、全てを自力でする会社にせなアカン。粛々と謙虚にならんとアカン。国民に不信感を抱かせるような会社になったらアカン。

いつもの様なトーンにならへんかったんが、わてはチョッと残念…。(B777)

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    • フィリックス
    • 2009年 12月19日 6:49pm

    いつもJAL問題の記事を拝見しています。JALのOBさんたちの年金問題で彼らは「財産権」の侵害だ、というが、現在のJAL社員にとっては財産権どころではなく「生活権」の問題であると思うのに、一握りOBさんたちの意識は相変わらず「沈まぬ太陽」の時代意識のままなのだろう。
    それに年金の一律返済にも問題があると思う。「沈まぬ太陽」の時代に甘い甘い汁を呑んだ、そして退職時には子会社の役員などに天下った元JALのOBさんたちは年金全額返済の愛社精神を今、後輩達にしめすべきだろう。年金返済の方法ももっと考える必要がある。そうでないと、「沈まぬ太陽」とは関係なくコツコツと定年まで勤めた多くのOBさんが可哀想だ。可哀想といえば途中から合併した元JASのOBさんは「沈まぬ太陽」とは関係ない人達の筈。このひとたちの年金まで取り上げるのか?
    年金の一律返済は、政府はもっともっと考慮すべきと思う。

    • B777
    • 2009年 12月19日 9:46pm

    フィリックスはん
    いつも見てもろて、おおきに。
    財産権とは大きく出てまんな。個人主義の典型ですな。一概に言えまへんけど、OBさんらの世代って「わしらが高度経済成長期を支えて来た」って言うて、社会に貢献して来たと言わんばかりのことを言いはります。勘違いも甚だしい。支えて来たで終わって、後は知らん顔…そんなことで若い人らに「社会に貢献せなアカン」とか「ボランティア」とか、うつつを抜かすんですわ。チャンチャラおかしい。
    この前、わての職場に営業の人が来はりました。今まで会社なんかの営業廻りは、あまりしたことないらしくて、オロオロしてはったのが、印象的でしたわ。普通やったら「是非とも、我がJALをご利用下さい」って言いますやん。けど違うんです。そんなことは一言も言わんかったんです。今の会社が置かれてる状況を説明してはりました。「沈まぬ太陽」の遺族行脚みたいやったんです。まぁ、それも営業いうたらそうですけど、関心しましたわ。
    そんな姿をOBは知らんはずですわ。今の社員さんらは、甘い甘い汁を吸って出すだけ出したOBさんらのケツ拭きをしてるんですわ。何でそんなOBらに年金払わなアキませんのや?権利をどうこう主張するんやったら、社会的な義務や、それこそ愛社精神があって然るべきですわ。そもそも愛社精神があったら財産権なんて、まともな人間やったら言えまへんけど。
    可哀想なのは、わても分かるんです。せやけど、そんな人らだけ免除っちゅう訳にはイキまへん。それが組織やと思います。もっともっと十分に検討せなアカンと思います。

    • フィリックス
    • 2009年 12月19日 11:51pm

    その通りです。B777さん。あの会社は未来のために一端、潰した方がいい。痛切に思います。

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