航空ドキュメンタリー YS-11「台風飛行」はじめに

[title_taifuhikou]

はじめに

 日本の翼YS-11の航空ドキュメンタリーをお届けします。
 以前、僕は日本中を駆け回ってYS-11を取材し、その音によるドキュメンタリーを制作したことがあります。YS-11のエンジン音、離陸、着陸音はむろん、コックピットの録音、それからYS-11の運航に従事する航空マン達のインタビューなどなど…。それらの膨大な取材テープを構成し「日本の翼 YS-11」として5枚組のレコード、カセットによる記録作品をまとめました。
 その中に、東亜国内航空の鹿児島支店の人達がYS-11で薩南諸島の離島運航に携わるエピソードがあります。鹿児島を台風が襲うというきびしい状況の中でYS-11で離島運航を行う鹿児島支店の人達の姿は、実に生き生きとして、苦節を乗り越えて空を愛する心情にあふれていました。僕はこのエピソードに感銘を受け、その後、離島運航のエピソードを独立させ航空ドキュメンタリー作品として単行本「台風飛行」(朝日ソノラマ社刊/2001年)で出版しました。その作品「台風飛行」を今回、このブログで公開させて頂くことになりました。

 基本的には文字による航空ドキュメンタリーですが、文の末巻に音によるドキュメンタリーも入れました。これまでこのブログで「ヒマラヤ飛行」「機長席」など音と解説によるドキュメンタリーを公開させて頂きました。この二つの作品は、音が解説文に同調しており、音を聴きながら解説文を同時に読む、という方法で制作しました。が、今回は解説文と音はそれぞれ独立しており、まず、解説文をお楽しみ頂いたあと、解説文の最後につけた「音」を聞いて頂ければ、相乗効果でより具体的な情景が読者の皆様の脳裏に沸くであろうという発想で制作しております。もちろん、解説文だけでも、末巻の「音」のみでも航空ドキュメンタリーを楽しむことは可能です。

 どちらにしても、YS-11で離島運航に携わってきた東亜国内航空の鹿児島支店の空の男達の生き様を、そして彼らの努力が現在の航空業界の礎になっていることを知って頂ければ著者として本望であります。

武田一男

航空ドキュメンタリー YS-11「台風飛行」/全9回
録音&解説:武田一男 ©Director’s House

【著作について】「台風飛行」の文章、または付録の音源に収録している音楽、音声の一切は武田一男、及びディレクターズハウスが著作権を保有しています。商用、非商用に関わらず無断転載、複製の一切を禁止いたします。詳細については当ブログ管理人までお問い合わせください。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
[ad_taifuhikou]

    • 雪虫
    • 2016年 8月14日 1:38am

    懐かしい名前、拝見しました!。

  1. トラックバック 0