羽田空港の楽しみ

花粉の飛ぶ季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のAirmanの飛行機写真館<番外編>は、羽田空港というか、空港の展望デッキならではの飛行機の楽しみについてお届けします。
空港の展望デッキは大体、スポットを見下ろす場所に作られています。ということは、スポットに駐機している飛行機をじっくりと眺められる! これが展望デッキの醍醐味ですね。
滑走路を離着陸する飛行機を眺めるのも良いですが、目線を手前に移して、スポットに到着した飛行機が外部電源を接続し、ボーディングブリッジが横付けされお客様が降機し、貨物室のドアが開けられコンテナが運び出されるシーンなどをじーっと見ていると、時間が経つのを忘れます。
飛行機のエンジンや車輪なども望遠レンズを使えば、目の前にあるかのような迫力で写真に納まってくれます。

まずは、ANAのBoeing777のエンジン。タービンブレードの1枚1枚が大きいです!

ANA Boeing777のエンジン

飛行機の重量を支えるBoeing777の主脚。
恐竜の足のようにしっかりとしたつくりになっていて、チューブやらブレーキ機構やらが見えます。
飛行中の飛行機は車輪を格納し、空気抵抗を最小限にしたすっきりとした姿ですが、そんな飛行機において唯一複雑な、メカニカルな部分が外から見えるのがこの車輪周りですよね。

ANA Boeing777の主脚

Boeing777の前輪。
こちらも、いろいろとくっついていて、興味しんしんになります。この前輪は地上走行の時にはパイロットのハンドル(操縦桿とは別にステアリングハンドルがあります)操作で、向きを変えることが出来ます。

ANA Boeing777の前輪

こちらはBoeing767の主脚。
Boeing777の主脚には1本の脚当たり6つのタイヤが付いていますが、Boeing767の場合、タイヤは4つです。

ANA Boeing767の主脚

Boeing767のエンジン。タービンブレードの大きさはBoeing777より小さいですね。

ANA Boeing767のエンジン

コックピットの窓が展望デッキからは目の前に見えます。
次の出発のために、パイロットが乗り込んできて、出発前の点検とかセッティングをしている姿をガラス越しに見ることができます。下の写真の機長席に座っているパイロットが持っている黄色いシートはおそらくチェックリストです。何度もフライトを行い、実際は頭に入っているチェック項目でも、パイロットは必ずこのチェックリストを見ながら記憶に頼らず、毎回毎回確実にチェックをします。

ANA Boeing767のコックピットウィンドウ

このあと、乗客を乗せ終えた飛行機はトーイングトラクターに押し出され、目的地へと旅立っていきます。
今回はエンジンや車輪を中心にご紹介しましたが、今回掲載の写真の他にも地上にいる飛行機のさまざまな姿を写真に収めてきました。
ケータリング車両が横付けされ右側のドアを開けて、機内サービス品の補充をするシーンや、翼の下に燃料ポンプ車でやってきて地上にある燃料補給口から燃料を吸い上げて、翼前縁下面にある燃料補給口から燃料を注ぎ込む様子、胴体下半分にある貨物室ドアをあけてコンテナを積み下ろし、積み込む様子など、到着から出発までの間に飛行機には多くの車両やスタッフが群がり、効率よく多くの作業を同時にこなしています。
そんな皆さんのお陰で快適なフライトが成り立っているんだなァと思いながらいつも興味深く眺めているAirmanです。

さて、そういう準備をして出発した飛行機ですが、先日の2月28日、突然タワーのATCに日本語でパイロットからの通信が飛び込んできました。「ブレーキに異常があるので、メンテナンスエリアで点検したい」とのこと。
結局、その飛行機はスポットまで戻ってきましたが、すぐに乗客を降ろさずに、パイロットが降りてきて整備士さん達となにやら相談をしておりました。

ブレーキ異常で相談中

本当に空港って楽しいですね! いろいろな楽しみ方があります。
是非、皆様も空港に足を運んで、いつもとは違う目線で金網の向こう側を見てみてください。きっと面白い発見があると思います!

では、また来週!

Airman

    • B777
    • 2010年 3月5日 12:07pm

    タービンブレードって、ハッキリ見たことがなかったのですが、エンジンの大きさもあると思いますが、B767とB777では枚数が違うんですね。
    新たな発見です。
    チェックリストをキャプテンが持ってますね。
    コ・パイさんの機長昇任の訓練?それとも試験?

  1. ☆B777さん、
    Boeing777はPW4072(プラット&ホイットニー)で、
    Boeing767はCF6(ジェネラル・エレクトリック)で、
    メーカーが違うので、エンジンの設計も違うのでしょうね。
    チェックリストをキャプテンシートに座っているパイロットが読み上げているところを見ると、きっとコーパイさんの機長昇格の為のトレーニングかもしれません。
    そんなところまで深読みしながら飛行機を眺めるのも楽しいですよね!

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