DC-3の記念映画「a Lady Remembered」

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 ダグラスの名機DC-3旅客機は航空ファンにとっては忘れられない旅客機です。1935年に北米大陸横断をわずか1回の給油で飛行可能にした長距離機、 しかもブルマン式の寝台つき旅客機としてアメリカン航空の要請で開発されたダグラス・スリーパー・トランスポートを1936年に旅客用に改良したDC-3 はアメリカン航空、TWAなどの大手航空会社が競って就航させ、当時の旅客機の中心的存在になり、かつ、そのあとに勃発した第二次世界大戦で軍用輸送機と して世界中で使われたことはご承知のことと思います。それでここではDC-3のここでは詳細説明は省きますが、このDC-3をダグラス社自体が、どんなに慈しみ、その想い出を大切にしたかを知る貴重な映像がありますのでそれを今日はご紹介しましょう。

 ダグラス社は1986年、DC-3が誕生して50年目に「a Lady Remembered」という映画をDC-3の50年記念キャンペーンの目玉として制作しました。むろん彼らはこの映画をセールス目的のPR映画として 作ったのではありません。ダグラス社の礎をつくった小さな名機DC-3を心から追憶する意味で制作したのです。映画をご覧になればわかりますが、彼らはお 金をかけてつくっています。なかでも特筆すべきは、彼らは映画の中のわずか数カットの空撮シーンのために当時、現存した古いDC-3を金ぴかに磨き上げ、 新しい塗装をほどこし、空を飛ばし、かつ、その姿を当時、アメリカで空撮の名手とうたわれたクレー・レーシー(映画「トップガン」の撮影カメラマンとして も有名)とその仲間に撮影を依頼したことでも彼らの想いをご理解頂けると思います。

 説明はほどほどにしてDC-3の記念映画「a Lady Remembered」をご覧ください。



 尚、蛇足ですが、この映画の日本公開権利を当時、僕の会社がダグラス社から購入しました。残念ながら、字幕は入っていません。その点、見づらいところも あるかもしれませんがお許し下さい。それから、そのときクレーレーシーが撮影したDC-3の空撮映像の全カットのフッテージも合わせて購入しました。それを僕が編集した映像もありますのでこのブログでDC-3特集の最後の回にオンエアーしたいと思っています。こちらも、ぜひ、ご覧ください。

武田一男

【航空100年】DC-3特集
解説 武田一男 ©Director’s House

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    • Siera
    • 2010年 6月17日 12:37pm

    竜子さん こんにちは
    また素敵な企画をありがとうございます。
    武田一男さん とても貴重な映像を公開していただき、ありがとうございます。
    私は英語が得意ではないので、いまのところ断片的にしかナレーションを理解できていませんが、彼女(DC-3)が一生懸命働いている姿が、とてもかわいらしく素敵に思えました。
    こういう飛行機が実際に飛んでいるいるところを見てみたい!と思いました。

    • 竜子
    • 2010年 6月17日 2:22pm

    ■Sieraさん
    コメントありがとうございます! ご無沙汰しています!
    私も、かなり断片的でしか理解できません;;
    が、映像からもダグラス社の華やかな時代を伺い知ることができました。
    彼女(DC-3)、小柄でほんのりぽちゃっとしていて、ほんとうにかわいらしいですよね。とてもかわいがられてた感じがします。

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