ボーイング777コックピット「続・機長席」第2回

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この作品は過去、ベストセラーを記録した航空ドキュメンタリーの傑作CDブックを電子書籍化したものである。
新千歳空港を折り返したボーイング777は東京・羽田 空港へ向かう。折しも、羽田上空は九州、大阪、沖縄から飛来した航空機と北から下ってくる航空機が一緒になって夕べの空のラッシュアワーだ。それら数十機の航空機をまるでオーケストラの指揮者のように鮮やかにさばいて羽田空港に着陸させる管制官の仕事には息を呑む緊迫感と感動がある。東京湾上空のスリリングな舞台裏をあますところなく描いたクライマックスは、この作品最大の読みどころであり聴きどころである。

第1章 千歳空港離陸_2

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★「続・機長席」挿入02

※「▶」の再生ボタンをクリックすると航空サウンドが流れます

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ドア。クローズド
森田機長がデスプレイに映る114便の映像をチェックして、すべてのドアが閉じられているのを確認すると、プッシュバックを要求した。
リクエスト プッシュバック
木村副操縦士がマイクで千歳グランドコントロールに呼び掛ける。
チトセ・グランド。エアシステム114。リクエスト プッシュバック ウィズ ユニフォーム
(千歳グランド管制へ。こちらエアシステム114便です。プッシュバックの許可願います。空港情報(ATIS)は、U(ユニフォーム)情報を入手済みです)
前述したように空港では管制塔の管制情報官が、空港の最も新しい情報(ATIS)を電波で繰返し送信している。高速道路のハイウェイ情報のようなもので、常時、空港の状況や天気現況を放送しているのだ。新千歳空港ではVHF128.60メガヘルツに受信周波数を合わせれば、聞くことができる。
この空港情報(ATIS、オートマテック・エアポート・インフォメーションサービス)の内容は、基本的には三十分ごとに(地方によっては一時間ごとに)更新される。しかし突然、風の方向の変化で滑走路や着陸方法が代わったときは、その都度、内容を新しくして送信する。この空港情報には、かならず情報が出された時間ごとにアルファベッドで符号がつけられている。木村副操縦士が聞いた17時現在の情報はU(ユニフォーム)なのであった。
17時現在で「ウィズ ユニフォーム」とは、千歳空港の最新の天気情報を入手済みであることを木村副操縦士は管制官に伝えたのである。
エアシステム114 プッシュバック アプルーブ フェイス トゥ ノース
(エアシステム114便へ。プッシュバックを許可します。機首を北向きにしてください)「フェイス トゥ ノース」(機首を北向きにプッシュバックします)

千歳グランドコントロールがプッシュバックの許可が出ると、森田機長はインターホンで地上の整備員に呼び掛けた。
グランド。コックピット。プッシュバックしてください。フェイス トゥ ノース
了解しました」と地上整備員が答えた。「パーキングブレーキのリリースをお願いします
パーキングブレーキ。リリース。ハイドロポンプ オン(パーキングブレーキを外して、油圧ポンプをオンにしました)」と機長。
ボーイング777のメインギヤには6本の車軸があり、その内うしろの2本がステアリングすることが可能となっている。ハイドロポンプをオンにしてその機能を使い地上での旋回半径を小さくするのである。
了解。グランド、クリアー。(地上に障害物なし)プッシュバック スタートします
地上整備員はプッシュバックするトーイングカーのドライバーに合図を送り、トーイングカーはボーイング777の機体を押し始めた。

現在、午後17時13分。
114便はゆっくりとゲートを離れた。スケジュールより2分早い出発である。
コックピットドアを二回ノックする音がしてキャビン・クルーが、乗客の最終報告をするために操縦室に入ってくる。
客室では関谷チーフパーサーが乗客にボーディングアナウンスを始めた。
今日も日本エアシステム レインボー7をご利用頂きましてありがとうございます。この飛行機は114便東京羽田国際空港行きでございます。飛行時間は一時間十分を予定しております。機長は森田。客室のチーフは関谷でございます。おそれいりますがお席のベルトをどうぞしっかりとお締め起きください・・・・

コックピットではエンジン始動前のチェックが行われている。
ビフォアー・スタート チェックリスト」と森田機長が副操縦士に指示を出した。
CDU」と木村副操縦士。
セット」とCDUのセットが完了していることを機長と副操縦士が確認する。
トリム」続いてトリム位置の確認。
7・00ユニット・・ゼロゼロ
ビフォアー・スタート チェックリスト コンプリーテッド」と木村副操縦士が報告した。(エンジン始動前の計器点検は完了です)

森田機長が再度、承認された飛行プランを確認する。
クリアランスはTIA。トビー5、トビーフライトプランルートでレベル390。スクウォークは2461
(飛行プランは羽田空港まで。トビー5出発方式で、トビー飛行プランで上昇します。巡航高度は39000フィート。レーダー認識番号は2461です)
コレクト」(その通りです)

新千歳空港を離陸する方式は全部で10方式あるが、トビー5出発方式はそれらの離陸ルートのひとつで、千歳から南に向かう飛行機が離陸するルートである。
新千歳空港の滑走路は二本(ライト、レフトと並行した滑走路が二本)あるが、方向は北から南に向いた一方向だけである。すなはち01(10度方向、ほぼ北)から019(190度方向でほぼ南向き)に滑走路が走っている。(唯し、ターミナルを挾んだ反対側には自衛隊専用の滑走路が2本ある)

▼新千歳空港滑走路図

新千歳空港滑走路図

 トビー5出発方式で、01滑走路から離陸すると、一端北に向かって離陸することになるので、離陸後すぐ右旋回をしながら高度を上げ、千歳空港の北西にあるVORを通過したあと、飛行方向を185度にとってトビーに向かう。

▼新千歳空港出発チャート

新千歳空港出発チャート

 ところが、今日は風が南風なので南に向いて離陸する。すなはち19滑走路を使用する。その場合は標準出発方式(SID)のチャートには次のように記されている。

RWY19R/19L CLIMB DIRECT TO CHE、THEN VIA CHE  Rー185(185°FROM CH TO TOBBY OR TOPPO)
CROSS CHE  Rー185/27  DME(26NM SOUTH OF CH) AT OR BELOW 11000ft
その意味は滑走路19ライトもしくは19レフトから離陸した場合は、離陸してダイレクトに千歳(CHE)VORに向かってください。そしてトビーまたはトポへ185度の機首方向で飛行してください。唯し、千歳(CHE)VORの南26マイルにある27DMEまでは高度11000フィート以下にしてください。と言うことだ。
すなはち、滑走路19Rから離陸してトビー5出発方式で飛行することは、東京羽田に向かうにはダイレクトに南に向かって離陸することになる。それからドビー(TOBBY)もトポ(TOPPO)も陸上にある通過点ではない。トビーは北緯41度55.1度 東経141度45.6度の津軽海峡の一地点である。

現在、114便はゲートから誘導路へプッシュバック中であった。
コックピットに緊張感が流れ始めた。森田機長が地上のメカニックへエンジンの始動を告げる。
グランド。コックピット。スタート ボース
(グランド整備へ。コックピットです。エンジン二基を同時にスタートします)
了解しました。グランド、クリアー」と地上のランプコーディネーターが答える。
スタート。ライト」(右エンジン始動)と機長が告げるとスタート、ライトと確認して副操縦士が頭上にあるエンジンのスタートスイッチを入れた。
スタート。レフト」続けて機長がコールする。副操縦士はすぐ左エンジンの始動スイッチも入れる。
ボーイング777の場合は、エンジンが二基同時にスタート出来ることも特徴であるが、従来の飛行機のようにエンジンを始動させるにあたって複雑な手順も必要でなく、スタートセレクターをスタートの位置にして燃料スイッチを入れるだけで、あとはコンピューターが始動作業と監視チェックをする。従来の飛行機に比べると一段と便利になった。 プラット&ホイットニーPW4074エンジンが、特徴ある唸り音を上げて回り始めた。

114便はエンジンを始動させながら誘導路に着き、機首を北に向けて停止した。
コックピット。グランド。セット。パーキングブレーキ(操縦室へ。パーキングブレーキをセットしてください)」地上整備がインターホンで呼んでくる。
パーキングブレーキ セット」機長は手元のブレーキをセットしてEICASのメッセージで確認すると114便を牽引した車が機体から外される。
ライト、スタビライズド(安定)」右エンジン始動完了、と副操縦士がディスプレイを見ながら報告する。
レフト、スタビライズド(安定)」左エンジンも始動完了。
コックピットのスピーカーから、全日空712便がプッシュバックの許可をもらう交信が聞こえる。
アフタースタート。チェックリスト」森田機長がエンジン始動後の計器点検の指示を出した。
エンジン、アンティアイス オート(エンジンの凍結防止装置を自動に)」
リコール チェック。アフタースタートチェックリスト コンプリーテッド
副操縦士がディスプレイに表示されたエンジン始動後の点検を終えて機長に報告した。
外は北国独特の淡い色をした黄昏が感じられる。

オールニッポン780 タクシー
114便と同時刻に出発予定の全日空780便ボーイング747が、114便より先に
千歳グランドコントロールへ地上走行の許可を貰う交信を始めた。出発時間が同じ場合は、地上走行でも離陸でも先に管制官へコンタクトした飛行機の方が優先する。
オールニッポン780。ランウェイ19R。ヴィア ホテル4、アルファ2。コンタクト タワー 118.8
(全日空780便へ。誘導路H4、A2を経由して滑走路19ライトに向かってください。以後は千歳タワー管制、周波数118.8メガヘルツに連絡願います)
ホテル4、A2、コンタクトタワー 118.8 オールニッポン780
(誘導路H4からA2経由で滑走路へ向かいます。以後千歳タワー管制に連絡します)

森田機長がインターホンで地上整備に呼び掛けた。
グランド。コックピット。エンジンスタート コンプリーテッド。リムーブド チョック ディスコネクト インターホン いってきます
(地上整備へ。エンジン始動しました。タイヤ止めをはずしインターホンを切ってください。行ってきます)
了解しました。リムーブド チョック。 インターホン リセプト ステアリング バイパス セレクターピン リムーブト いってらっしゃい
すばやく作業を終えた地上スタッフが一列に並び、飛行機に向かって手を振った。機長も窓越しに手を振る。木村副操縦士がマイクで千歳グランドコントロールを呼んだ。
千歳グランド。エアシステム114。リクエスト タクシー」(千歳グランドコントロールへ。エアシステム114便です。地上走行の許可を願います)
エアシステム114。ランウェイ19R ヴィア ホテル4 アルファ2 NO.2ディパチャー シークェンス NO.1 オールニッポン747 ホテル4
(エアシステム114便へ。誘導路をH4 A2経由で滑走路19ライトへ向いH4にいる全日空747機にしたがってください。貴機の出発は二番目です)
コックピットの窓越しに前方の誘導路で全日空のボーイング747、780便大阪行きが地上走行しているのが見える。

▼新千歳空港地図

新千歳空港地図

19R ヴィア ホテル4 フルファ2 ウィ アー NO.2ディパーチャー エアシステム114」と木村副操縦士が復唱する。
レフト、クリアー。ライト、クリアー」とふたりのパイロットは地上の障害物がないことをコールし合って、森田機長が地上走行の道順を再確認した。
ホテル4のアルファ2。フラップ5
(H4、A2経由だね。それではフラップ(下げ翼)を5の位置にしてください)
フラップは主翼の後部分にある翼で、揚力をえるために離陸、着陸時には主翼から下がってくる。フラップ5とは離陸時のフラップ位置のことである。
かすかに油圧が作動する音が聞こえ(フラップの音は客席ではかなり大きく響く)、正面のデスプレイにフラップが下がる図が表示された。
スラストレバーをアイドルのままにして、森田機長がパーキングブレーキを外すとボーイング777はゆっくりと誘導路を走り始めた。
コントロール チェック!」と森田機長。操縦装置のチェツク開始である。
コントロールチェック エルロン」と復唱して木村副操縦士は操縦桿を左右に動かしてエルロンを操作した。続いてエレベーターのチェック。
機長も左のラダーをチェックする。

操縦装置のチェックを行っているときに、千歳グランドコントロールが交信してきた。
エアシステム114。コンタクト タワー 118.8
(エアシステム114便へ。周波数を変えて千歳タワー管制、118.8メガヘルツへ連絡してください)
118.8。エアシステム114」木村副操縦士が復唱する。交信のたびに機長が、ラジャーとコールするのは、その交信を確認したという意味である。
副操縦士がすぐに無線を118.8に切り替えると、すぐに着陸体制に入っていた全日空69便東京羽田発のボーイング747ー400の交信が聞こえた。タワー管制は離陸と着陸する飛行機をコントロールしている管制である。
オールニッポン69 クリアー トゥ ランド 19レフト
(全日空69便へ。滑走路19レフトの着陸を許可します)
ラジャー。クリア トゥ ランド 19レフト

滑走路に向かって地上走行する114便のコックピットでは、操縦装置のチェックが続いている。
エレベーター(昇降舵)」
ラジャー
チェックト
ラダー(方向舵)
チェックト
操縦装置のチェックが終わったところで副操縦士が千歳タワー管制を呼んだ。
千歳タワー。エアシステム114。ウィズ ユー
(千歳タワー管制へ。エアシステム114便です。タワー管制の管制区内にいます)
エアシステム114。チトセタワー、ラジャー。ホールド ショート オブ ランウェイ 19ライト ナンバー2デパーチャー
(エアシステム114便へ。千歳タワー、了解しました。滑走路19ライトの入り口まで地上走行を続けて待機してください。貴機の出発はNO.2です)
ホールド ショート オブ ランウェイ 19ライト エアシステム114
114便は滑走路入り口のすぐ近くにいた。
ホールド ショート オブ ランウェイ

森田機長は管制交信を確認して飛行機を滑走路の入り口にあたる誘導路に入るために右にステアリングを切った。
ライトサイド クリアー
副操縦士が回る方向の右側を見で障害物がないことを確認する。
レフトサイド クリアー」と機長も左側を目視する。
飛行機が地上で方向を変える場合、曲がる方向のみならず反対の方向も確認するのは長い翼が誘導路のコーナーを回り切れるかどうかを確認するためである。30メートルほどあるトレーラーのハンドル操作に似て難しい。
飛行機はゆっくり反応して右へ回った。目の前に全日空780便ボーイング747が滑走路の末端近くまで進んでいるのが見える。
ビフォアー テイクオフ チェックリスト
森田機長が離陸前のチェックを指示した。旅客機は離陸まで点検の連続である。ボーイング777の場合、そのほとんどをコンピューターが代行してくれるので従来の飛行機に比べて楽になったと言うが、それでもかなりのチェックが続く。
フライトコントロール チェック。ビフォアーチェックリスト コンプリーテッド
(操縦装置のチェック完了。離陸前の計器点検終わりました)
ホテル、クリアー
飛行機が誘導路のH4を通過したこと確認して副操縦士が報告した。

オールニッポン780 ナウ レディ
(全日空780便です。離陸準備完了しています)
全日空780便は滑走路の末端に入って千歳タワー管制を呼んだ。
オールニッポン780 トリプル7 クロスランウェイ ジャストスタンバイ インバウンド トラフィック 19レフト
(全日空780便へ。777が滑走路を横切っていますので、ちょっと待ってください。それから、滑走路19レフトへ進入する飛行機がいます)
ラジャー
コックピットの中でチャイムが響いた。客室の離陸準備も完了したことをしらせるチャイムである。EICASのメモメッセージにもキャビン・レディ(客室の準備完了)が表示される。
キャビン レディ
副操縦士が確認してコールする。

目の前に待機中の全日空ボーイング747を見ながら、木村副操縦士が機長に言った。
あれは函館3デパーチャーで大阪行きですね
オールニッポン780。インバウンド 5マイル オン ファイナル フォー 19レフト。 ウィンド 240 アット 12 クリアー フォア テイクオフ 19ライト」(全日空780便へ。5マイル先に滑走路19レフトへ最終進入する機があります。滑走路19ライトから離陸を許可します。風は240度(西南西)から12ノット)
オールニッポン780 クリアー フォアー テイクオフ(全日空780便。離陸します)
全日空のジャンボ機がエンジンパワーをあげて離陸を開始した。前後して北から進入する全日空292便、沖縄発のボーイング767の交信が入る。
チトセタワー。オールニッポン292。17DME ランウェイ19レフト
(千歳タワー管制へ。全日空292便です。現在、DME17マイル地点を滑走路19レフトへ向かって降下しています)
オールニッポン292。ラジャ コンテニュー アプローチ 19レフト ウィンド 230 アット 11 コンテンド フロム ライト ユー アー NO.2ランディング」(全日空292便へ。了解。滑走路19レフトへ続けて進入してください。現在、風は230度から11ノット。滑走路19ライトからが優先します(19ライトから離陸する飛行機の方が優先します)貴機は第二番目の着陸です)
ラジャ。コンテニュー アプローチ オールニッポン292」(了解。続けて進入します。全日空292便)
新千歳空港の管制は、現在風が南西から吹いているので、二本並行した滑走路の右側(19ライト)を離陸用に使い、左側の滑走路(19レフト)を着陸のために使用しているのだ。
千歳タワー管制が続いて114便に呼び掛けてきた。
エアシステム114。タクシー イントゥ ポジション アンド ホールド。19ライト インバウンド 5マイルズ、コレクション、4マイルズ 19レフト
(エアシステム114便へ。滑走路19ライトで待機してください。進入機が滑走路19レフトまで、あと5マイル、訂正、4マイルです)
エアシステム114。タクシー イントゥ ポジション アンド ホールド 19ライト」(エアシステム114。滑走路19ライトへ入り、待機します)
無線交信では数字を英語で読む場合、9は、ナインではなく、ナイナーと発音する。9000はナイナータウザンド。滑走路19はワン・ナイナーとなる。
アプローチ。クリアー」森田機長が滑走路19ライトに他の進入機がいないことを確認してコールした。副操縦士も右側のランウェイサイドを見て全日空機の離陸を確認してコールする。
ランウェイ ジャンボ。エアボン」(滑走路クリアーです。ジャンボは離陸しました)
114便は滑走路の入り口に近づいた。

オールニッポン780。コンタクト。デパーチャー
(全日空780便へ。以後は千歳出発管制へ連絡してください)
780便は離陸すると管制エリアがタワーコントロールから、レーダー誘導をするディパーチャー・コントロールに移管された。
オールニッポン780。ラジャ。GOOD DAY
挨拶を送って全日空780便は、南に向かって黄昏の空を上昇していった。代わってエアシステム114便ボーイング777が滑走路に入り、機首をセンターラインに合わせて待機する。

淡い黄昏の中に、ひと気のない大通りのような長い滑走路が目の届く限りに延びて、その両側には白の、遥か前方にはオレンジ色のランウェイライトが、まるでクリスマスの装飾のように美しく光っている。
エアシステム114。インバウンド 3マイルズ ファイナル 19レフト。ウィンド 240 アット 13 クリアー フォア テイクオフ 19ライト
(エアシステム114便へ。飛行機が滑走路19レフトへ向かって3マイル地点を進入しています。滑走路19ライトから離陸を許可します。現在、風は240度(西南西)から13ノットです)
千歳タワー管制から離陸の許可が出た。木村副操縦士がすぐに答える。
クリアー フォア テイクオフ 19ライト エアシステム114
(エアシステム114便。滑走路19ライトから離陸します)
テイクオフ、とふたりのパイロットが確認し合う。
緊張感がコックピットにみなぎった。

つづく

武田一男

ボーイング777コックピット「続・機長席」/全9回
録音・解説:武田一男 (C)Director’s House

【著作について】「続・機長席」で収録している音声、音源等は武田一男、及びディレクターズハウスが著作権を保有しています。商用、非商用に関わらず無断転載、複製の一切を禁止いたします。詳細については当ブログ管理人までお問い合わせください。

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    • hiro
    • 2011年 1月22日 7:56pm

    楽しみに待っておりました。が…
    音声が見当たりません…
    忘れ物でしょうか?あまり急かすつもりはありませんが、UPしていただけたら幸いです。

    • SportsKite
    • 2011年 1月22日 8:42pm

    音声を聞きたいです。(o_ _)o

    • 竜子
    • 2011年 1月23日 1:24am

    ■hiroさん
    ■SportsKiteさん
    すみません!!
    ご報告、どうもありがとうございました。
    外からの更新で、気づきませんでたいへんご迷惑をおかけいたしました。
    いま、音声を公開いたしました。
    楽しみにしてくださっていた皆さん、武田さん、その他関係者のみなさま。
    申し訳ありませんでした。

    • hiro
    • 2011年 1月24日 8:49pm

    UPありがとうございます。
    こちらもヨーロッパ飛行ももうすぐテイクオフですね。
    ドキドキしてきました(笑)

    • 竜子
    • 2011年 1月25日 2:30am

    ■hiroさん
    申し訳ありませんでした…(><
    次回テイクオフですね!
    国内線と国際線と比べて聞くのも面白いですね。
    私自身、初めての経験です^^

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