航空祈願の成田山新勝寺

成田山新勝寺

こんにちわ!
竜子です。

今日お届けするのは、飛行機ファンのみなさんには機会があったときにぜひ行って欲しい、成田山新勝寺です。
成田空港の近く(といっても歩いていける距離ではないです)に位置するこの成田山新勝寺は、新年を迎えると多くの参拝客が訪れ、三が日だけでもその数はなんと298万人(2010年)。全国第1位の明治神宮(320万人)に次ぐ初詣人気スポットであります。

また、節分になるとお相撲さん、芸能人らが集まって恒例の節分会(せつぶんえ)がが行われ、時間を分けてまめまきを披露するので、テレビでその姿を見る方も多いのではないでしょうか。それから、歌舞伎役者の市川宗家(…宗家ってなんじゃ)がなにかってときに登場しますね。昨年は連日話題となっていた市川海老蔵さんですが、その海老蔵さんらは屋号を「成田屋」と名乗っていて、それもこの成田山新勝寺に由来しています。
というのは、子供に恵まれなかった初代・市川團十郎が、成田山で子宝祈願をしたら翌年、2代目を授かったんだそうで、その感謝を込めて初代・團十郎が「成田不動明王山」という演目を披露したら、これが大当たり。「成田屋っ!」なんてかけ声がかかったりしたことから、屋号が「成田屋」と決まったといいます。大衆からは絶大な人気を誇る市川團十郎のこの演目、どんなものだったんでしょうね? そしてこの「成田不動明王山」のヒットを受け、続いて「成田分身不動」の演目を披露。こちらも瞬く間に江戸っ子の間で大流行し、成田山界隈におおきな経済効果をもたらしたというから、成田屋にとっても成田山にとっても相乗効果。この縁があって、今もなおギブアンドテイクの関係で繋がっているようですね。
2011年3月28日まで、「成田屋・江戸人と成田不動展」という特別展示が成田山平和大塔霊光殿内で開催中ですので、興味のある方はこちらも。

さてさて。この成田山新勝寺を紹介する本懐は、航空祈願の方ですねっ。多くの方がご存知の通り成田山新勝寺は交通祈願でおなじみのお寺さん。航空業界や防衛方面の多くは神道にのっとって祈祷がされることが多いですが、成田空港で毎年執り行われる航空安全祈願祭では、成田山のお聖人がやってきて祈願をし、安全法楽と、成田空港に乗り入れている航空会社の護摩札授与、鏡開きが行われています。

宗派は真言宗智山派。本尊は不動明王。「のーまくさんまんだー ばーざらだんー…なんちゃらかんちゃら」ってヤツですかね??

参道はこんな感じになっていて、近くの沼でとれるうなぎがちょっとした名物になっています。
昔、この界隈には遊郭が多かったそうで、建物の造りを見ながらの散歩もちょっと面白いですよ。

成田山新勝寺

開山は940(天慶3)年。天慶3年がどの辺りが、私にはさっぱりわかりませんが、日本では平安時代の朱雀天皇とか村上天皇の頃らしいです。
2008年の開基1070年を記念して、総門が新設されました。

成田山新勝寺

ここで御護摩の申し込みをして、奥の受付へ進みます。
2年くらい前だったかな。3000円という木札が突如なくなってしまって、実質値上がりしてしまいました…。今は、最低でも5000円、10,000円、15,000円とかだったかな? 30,000円とかも。けっこう躊躇するお納め額になってしまいました。去年から「週刊 飛行機ダイスキ!」でもらおうもらおうと思いつつ、やっぱりやめました。でも、新年にいただいたコメントを出力して持って行きましたよ!

成田山新勝寺

お願いごとの種類はざっとこんな感じです。
家内安全、商売繁盛…といった見慣れた祈願から、工事安全、工場安全、大漁満足、海上安全。そして、旅行安全、航空安全、とあります。

成田山新勝寺

本尊に行く途中の橋に、左右にこうした池があります。

成田山新勝寺

よくみると、亀に似ていますよね。時折、ここに本物の亀がやってきて、寝そべっていたりします。多いときには、ちょっと気持悪いくらい大量にいるときがありあす。
が、この岩のような亀に向かって、お金を放ります。見事、この亀の上にお金が乗ったら、願い事が叶うのだとか。私は2回チャレンジして成功。去年は、なんどもなんども挑戦しました。

成田山新勝寺

こちらが本堂。中では厳かに祈祷がおこなわれています。

成田山新勝寺

これは、お守りの種類。わたしは緑色の学業成就のお札を。そして、車のお守りは、今年からこの1000円のお守りに格下げです。守ってくれるのは「値段じゃないんだ」と自分にいい聞かせながら。
真ん中にある白の「御守」は身代わり札で、成田山にある仁王門の竣工時に大工さんが足場から落ちてしまったときに、このお札が身代わりとなって割れただけで、本人は怪我がなかったという言い伝えから、戦前に「鉄砲玉から身を守る」としてこのお札が流行したそうです。当時は海軍に「成田山号」が、陸軍に「新勝号」という戦闘機が献納されたそうです。

成田山新勝寺

ほかにもいろいろあります。…こういうご本尊って、写真に撮っていいものなのかな。よくわかりませんが。

成田山新勝寺
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    • 風天マン
    • 2011年 2月10日 8:36pm

    竜子さま。
    懐かしい写真や解説を読んで、土地バブル崩壊直後の昔を思い出しています。
    当時、個人的に仕事の合間に1人乗りと2人乗りの飛行船をシアトルとホノルルでライセンス製作をして、日本で事業展開する日本飛行船会社の立ち上げに関わっていました。東京青山の不動産会社と大手デパート、そして私がドイツの飛行船会社との折衝、それと運航実務を担当。東京ドームでデモもやりました。TVでも取り上げられていました。
    ところが、不動産バブルがはじけて、この会社はあえなく倒産。
    私は莫大な借金を抱えて、毎朝一番のご祈祷に日本にいるときは毎日通っていました。新勝寺本殿への石段の手前にある亀の池で頭を抱えていた頃を思い出します(笑)
    丸5年、休日は毎日、東西線の地下鉄工事のアルバイトをしてようやく借金を返済しました。
    境内にある不動明王の石碑の拓墨(明治時代までOKだった)を門徒さんから縁あって譲り受け、我が家に飾ってあり、毎日お祈りしてますよ。ノーマクサンマンダ、バサラダセンダ、マーカーロシヤ・・・最後は勝手に「なんじゃかじゃ、じゃばじゃ、地獄じゃ苦じゃ楽じゃ、どうだこうだというが愚かじゃ、わしゃ運がいい」と自戒の気持ちで(笑)
    いずれにしても、過去のすべてに感謝ですね!

    • 竜子
    • 2011年 2月10日 11:49pm

    ■風天マンさん
    おおっ。
    なんと山っ気のあるお話…!! 飛行船の会社とはまた夢のあるお話ですね。
    2年前の大晦日の夜、ふかふかと上空を漂っていました。その前にも何度か見たことがありましたが、明るい時間しか見たことがなかったので、ビックリしました。
    しかし、このツェッペリンNTを保有していた(株)日本飛行船も、昨年事業停止になったそうで、夢のある事業を継続するのって難しいんだなぁとしみじみ思いました。
    昔は拓本を取れたんですね…。
    しかし東西線の地下鉄工事とは…。

    • Mattari
    • 2011年 2月11日 10:41am

    そういえばJALの操縦席に入れて貰った時代に
    そのコックピット内に成田山か忘れたけど社寺の
    御札が貼ってあったのを思い出すね。
    トルコ航空だと青い目玉で出来たお守りが操縦席近くの扉に
    吊るしてあったり、エジプト航空ならお守りらしきものが
    入ったビロード地に包まれた箱が操縦席近くの壁にあったね。

    • 竜子
    • 2011年 2月12日 1:09am

    ■Mattariさん
    コックピットにあるってことは、全ての機材に置いているのかもしれませんね。
    青い目玉って、ナザール・ボンジュゥですよねっ。
    トルコへ行ったとき、異国人のわたしに、どこで買い物をしても(8割位のお店で)首に巻いていたスカーフに店員さんがつけてくれました。
    エジプト航空!! ビロード生地の箱って何でしょうね? 凄く気になります。
    実は母と4月頭のエジプトツアーを予約していたのですが、つい先日キャンセルしたばかりです。あ〜、思い出しちゃった><

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