航空科学博物館へ行こう!(1)西棟・B747と世界最大動く模型

成田航空科学博物館

こんにちわ!
竜子です。

今日お届けするのは、航空ファンにお勧めしたいスポット、成田空港近くにある航空科学博物館です。
紹介ポイントがいくつもあるので、回を分けて紹介します。予定は下記の通りです。ぜひおつき合いください!

1回目:航空科学博物館・西棟(この回)
2回目:中央棟と飛行機撮影スポット
3回目:東棟・企画展示、屋外展示場、アクセス

では、行ってみましょう。西棟。上の写真の左側が、西棟になります。
ちなみに施設はこのようになっています。地図の上がちょうど成田空港で、左端に半分だけ機影が書いてありますが、そこがRWY34エンドです。

成田航空科学博物館

これはセスナ195、朝日新聞社の朝風号。昭和22年に生産が始まった5人乗りの軽飛行機です。
入館料は大人ひとり500円。この航空科学博物館の分館というのでしょうか? ミュージアムショップが成田空港内にあって、私はそこで割引券をいただきました。確か…2割引のチケットで400円だったように記憶しています。入館口の券売機でチケットを購入していざ入館、ですが、各種割引チケットがある方は、直接係員さんのところへ行きます。

成田航空科学博物館

順路の1から回ってみることにしますが、その前にぜひ入手していただきたいのが、パスポート?! です。パスポートといっても、実はスタンプ帳。館内入ってすぐの正面売店で販売しています。1部100円です。デザインがなかなかかわいいですよ。

成田航空科学博物館スタンプラリー

全部集めると達成感?! けっこうそれらしいデザインのスタンプが多くて、トキメキますねぇ。こうやってパスポートぎっしりにスタンプを埋めるのがずっと憧れでした〜。

成田航空科学博物館スタンプラリー

スタンプが置いてあるところの目印はこの青と白のパネル。空港ごとの解説が書かれていて、スタンプを集めながらだとなかなか勉強になります。全て集めると14個。そのうち最初のスタンプはパスポートを購入した時点で「航空科学博物館」のオリジナルスタンプが捺印済です。そして、最後の1スペースが空いちゃってるけど、どこにあるか分からない?! と思いきや、最後のスタンプはまた玄関口の売店で押してもらう必要があります。ちなみに、全部スタンプを集めると売店で記念品がもらえます。
「子供向けのおもちゃしかなくって申し訳ないんのですが…」と、係員の方。
「こちらこそ、子供でもないのにすみません…」(実際のやりとり)

成田航空科学博物館

さて。中に入ってきました!
円形ホールのようになっていて、上を見上げるとジャンボ機の模型!! この正体はまたあとで紹介するとして…。

成田航空科学博物館

西棟入ってすぐはB777コーナーになっています。

成田航空科学博物館

このパネルは、ボーイングB747の開発責任者・ジョーサッター氏が1999年に来日した際に寄贈した写真とのことですが、なんだか版画のようにザラザラしたB747初号機の写真でした。

成田航空科学博物館

大きさを比較できるものがないのでスケール感が分かりにくいのですが、窓ガラス1枚とっても大きいし、分厚い!

成田航空科学博物館

この航空科学博物館のよいところは、見て触って体感して楽しむところにあります。
このモックアップ(実物?!)も中に入れるんですよ〜。

成田航空科学博物館

一部の計器にはアクリルカバーがされていますが、この計器類を見るだけでも圧巻のコックピット!

成田航空科学博物館

お約束ですね。ここまで来たらぜひ座っちゃいましょ。
「I have control!」

成田航空科学博物館
成田航空科学博物館

そしてこちらはプラット&ホイットニー社製のJT-9Dエンジン。
こんなおっきくて重そうなのを4つも付けても空を飛ぶんだから凄いよなぁ〜。と感心しましたけど、逆にこんなの4つだけで400人も500人も人を乗せて運ぶことが、想像しがたいほど凄いことですよね…。

成田航空科学博物館

横から見ると小槌のようです。こんな風になってたのかぁ…。もう、これは絶対に写真じゃ伝わりませんよね。
近くでよく見ても、なにがどんな働きをしてパワーを出しているのか、全く分からないんです。部品のひとつひとつを見ても、ナンのこっちゃ。けど、理屈はなんだかよくわからないけど、構造美というか…、美しささえ感じてきました。

成田航空科学博物館

このタイヤはDC-8です。最初に大きなB747を見たのもあって「アレ、ちっちゃくない?」って思いました。が…。ジェット機時代を牽引したダグラスDC-8の脚だと思うと、パンパンッ、と肩を叩くように撫でたくなります。「おつかれさま」と。

成田航空科学博物館

これはDC-8とYS-11の胴体を比較した断面です。内側がYS-11、外側がDC-8!

成田航空科学博物館

客室乗務員の制服。華やかな女性の制服って感じですね。1960年代に着用されていたユナイテット航空のユニフォーム。左のオレンジの制服は今でも十分かわいいです。

成田航空科学博物館

制服の系譜は、バービー人形や一部だけジェニーちゃん(リカちゃんかな?)でお楽しみください。
もしかしたら、この日本人的な顔立ちのお人形さんは、タカラバービー時代のものかもしれませんね。1982年〜89年までの6年間、タカラとマテル社が業務提携して「タカラバービー」(ジェニーちゃんの前身)を発売していましたが、この提携解除で産まれたのが「ジェニーちゃん」なんです。もし、詳しいことを知っている方がいたら、ぜひコメントで教えてください。

成田航空科学博物館

たくさんお人形さんが並べられてはいるのだけれども、どれが何かはよくわかりませんでした。スーツケースなどのロゴから察するに、ほとんどユナイテッドだとは思うのですが…。
乱雑に並べられている感じがありますが、右端の座り込んでいるバービーがなんだかしっくり来る…。

成田航空科学博物館

こちらは「人形に見る客室乗務員」の展示。こっちは明らかにジェニーちゃん(3段目右)、リカちゃん(3段目左)、バービーちゃん(2段目右)、と揃っているほか、フィギュア(上段)もあります。
ANAなどの機内販売で発売されたリカちゃん他、ミールセットなどもあります。

成田航空科学博物館

もちろん客室業務員だけでなく、パイロットの制服展示もあります。

成田航空科学博物館

このパネル展示で知ったのですが、帽章の羽の数は資格によってまちまちなんですね! 知らなかったです。

成田航空科学博物館

お〜。世界最大のブリヂストンタイヤ! ブリヂストンの前身・日本足袋タイヤ部に日本で初めてタイヤをつくリ、そしてブリッヂストンタイヤ時代に一式戦闘機「隼」で採用され、さらに近年はミシュランを抜いて世界最大のタイヤメーカーに登り詰めるとは!
ちなみに、ブリヂストンでは1931年(昭和6年)から自動車タイヤを製造し、1936年(昭和11年)に航空タイヤの製造をはじめました。

成田航空科学博物館

この円形ホールの一画に、B747の客室を満喫できるところがあります。照明も程よく暗くて、歩きくたびれた方たちがくつろいでいました。ひとりで1列独り占めできるくらいです。
ちょうどコックピットから、ファースト、ビジネスまでくらいの大きさでしょうかね。この座席の後方にはギャレイがあるのです。

成田航空科学博物館

実際よりも広い場所にレイアウトされていますが、これがまたパッタンパッタンと触れて面白い。
こんなに重いんだ! とか。結構しっかりしてるんだな、とか。ストッパーも各位置に備わっていて、さすが機内の備品だなぁ、という感じです。写真では省きましたが、ラバトリーもちゃんとあります。

成田航空科学博物館

そして、日本が誇るJAMCO! 羽田へ行くとビルなんかに威風堂々と掲げられた「JAMCO」という文字を見ては、カッコいい! とときめくんですね…。もともとは(今も)整備業者として、整備や装備品の修理改造を行っていましたが、1970年(昭和45年)、全日空のB727とB737のギャレイ製造の受注がきっかけとなり、このように機内の内装品メーカーとしても発展したのだそうです。
ラバトリーに関しては、世界シェア50%を誇るのだとか。
ジャムコって、もう響きがカッコいいですよね〜。「New Japan Aircraft Maintenance Co」の略だそうです。

成田航空科学博物館

はいっ。では、ここはCAさんになった気分で、背筋を伸ばして前方のコックピットに行きましょう。コックピットクルーの皆さんに、お茶とコーヒーを運ぶのです。
「トントントン♪ フォワード・センターの竜子です。お茶を持ってまいりました♪」
………。(ま、スルーで)
で、このコックピットは、映画ハッピーフライト」の撮影で使われたものらしく、室内には出演者のサインだらけになっています。どれが誰かは不明です。

成田航空科学博物館

東京国際空港(羽田空港)開港50周年の優待乗車券のチケットだとか…、

成田航空科学博物館

各種航空会社の年代物の時刻表だとか…(左端はブラニフ航空)、

成田航空科学博物館

その時代時代で活躍していたデザイナーのものであろうパンフレットだとか…、

成田航空科学博物館

記念グッズやタグの数々だとか…、

成田航空科学博物館

BOACの記念品に…、

成田航空科学博物館

贅沢のアイコンでもあったフライト・バッグの数々。
こうしたものの移り変わりを見るだけでも、時代のうねりを感じられてとても興味深いです。

成田航空科学博物館

さて、冒頭でチラッとご紹介した、円形ホールを入ってすぐに見上げた模型。
これを上から見るとこんな感じになっています。

成田航空科学博物館

あれっ!? 同じ場所からの写真なのに、動いてるのは分かりましたか??
これは、なんとB747の1/8スケール模型!! 稼働する模型としては世界最大サイズなんだそうです。

成田航空科学博物館

実際にコックピットから操縦する体験も出来ます(各回整理券制)。
ほら。人がいますよね?!
ちゃんと教官が指導してくれます。

成田航空科学博物館

操縦体験室はこのようになっていて、計器類もしっかり。なかなか本格的。

成田航空科学博物館

一心同体!!

成田航空科学博物館

次回に続く!

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    • hiro
    • 2011年 2月18日 10:29pm

    「おぉ。懐かしいなぁ。」
    と思いながら記事を読ませていただいておりました。
    747のコクピットですが、自分はFEパネルを見て
    「もうここのパネルと操作する人を新しい飛行機で見る事はないんだろうなー」
    と、感慨に耽っていた覚えがあります。
    時代の流れですが、ちょっと寂しいですね。
    屋外にはYSもありますのでそちらもおすすめです。

    • SportsKite
    • 2011年 2月18日 11:21pm

    かなり前ですが、この博物館に出かけたことがあります。展示内容が相当に変わっているようです。B4のエンジンの写真をみて、初期型では燃焼室の温度にタービンブレードが耐えられないので、タービンブレードに微細な穴をうがって、飛行中はその穴からしみ出させた水によりタービンの表面にごく薄い膜(境界層)を作らせて、タービンが高温にならないように工夫していた事を思い出しました。そのための専用の水を何トンか搭載していたとか。境界層理論は僕の専門だった流体力学の一分野だったので、とても印象に残っています。

    • 竜子
    • 2011年 2月19日 6:37pm

    ■hiroさん
    平成元年に開館したこの施設、普通の博物館に比べて、展示物は少ないかもしれませんが、こうして触って感じられる博物館ってとてもいいですよね…。
    間近で触ったり、座席に座って機器との距離を見たり。こうしていると当時の人の息づかいが聞こえてきそうです。
    ■SportsKiteさん
    常設とはいえ、展示内容が相当変わっているのですね。どこに所蔵しているんでしょうね。保存するのも大変そうです。
    「境界層理論」という言葉自体、初めて聞きました。穴があいているんですか! 確かに燃焼中の間、特殊鋼どんな状態になっているかなんて想像だにしませんでした。水!!!!!! すごい!!!!!!

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