月刊「エアライン」VS「航空ファン」

こんにちは、竜子です。

飛行機ファンなら読んでいる人も多いと思うのが、イカロス出版の月刊「エアライン」と、文林堂の月刊誌「航空ファン」。「エアライン」が旅客機中心の情報誌なのに対して、「航空ファン」は旅客機のコーナーも充実しているけれども、軍用機についてのコンテンツのほうが圧倒的に多いのが印象です。

実はここ4〜5年ほど、雑誌という雑誌を全く読まなくなってしまい、それまでは月末の発売日ともなれば職場近くの書店へ向かっていた「エアライン」。職場からほんのちょっと歩けば市ヶ谷の防衛庁があるせいか、発売日を逃すと、もともと配本が少ないその書店では売り切れとなることもあって、仕事の最中でもいそいそと買いにいくありさまでした。けれども2年くらい前だったかな? 版型が変わって少しコ洒落た雰囲気の表紙になってからは、立ち読みすらもしないようになった。

なんで買わなくなったのか、そのときは特別な理由はなかったけれど、少しコ洒落た月刊「エアライン」よりもずっと続いていた「エアライン」の味気ないデザインの方が、さも「飛行機趣味」の雰囲気を醸し出していて好きだったのかもなぁ、と今になって思う。その数年前のリニューアルではロゴのデザインも変わって中面の本文レイアウトも少しお洒落になった。版型が変わって(やや縦方向に大きくなった)、その分、いくらか誌面のレイアウトにゆとりができて、スッキリ、整然としたように思うけど、味方によってはスカスカした印象も受けたのです。

この2つのような”雑誌”ではありませんが、当時はエイ出版(枻出版)という、趣味の分野で勢力を上げてきていた出版社が、航空趣味のジャンルにもひょっこり顔を出すようになり、文庫やムックで、面白そうなタイトルと着眼点で、イカロス出版の牙城を壊すのではないかと思えていました。なかでもいくつか刊行された「エアライングッズ」を取り扱ったエイ出版のムック(雑誌タイプの本)は、なんとなく「これはイカロス出版では刊行できないよなぁ…」と思うような、ニュータイプのトキメキと楽しさがありましたし、それに高コストパフォーマンスだとも思いました。

当時だけを振り返って、全体的にみると(いまは違います)、イカロス出版に比べてエイ出版の刊行物は、あか抜けていて、スタイリッシュだったと思う。それに、コバンザメ商法のようなもので、ひとつヒットが出れば別の版元から似たような刊行物が出てきたり、本家を上回るものが出てくるのが本の面白いところで、いくつか類書が出回ったと記憶しています。あくまで私見に過ぎませんが、傍目には、その流れを意識した「エアライン」のリニューアルだったんじゃないかなぁ、と思えたのです。しかし当時のリニューアルは「まさか!」と思うほどの装いにビックリしましたし、その後もちょいちょい立ち読みしたりしてましたけど、思いきったなぁ、と衝撃の連続でした。

でも私個人に関していえば、毎月の雑誌に限っては、なんだか怪しげな雰囲気のほうがたくさん情報がつまっているような気がして…。さらに言うと、趣味に関しては無骨な雰囲気のほうが、好奇心に駆られるというか、「扉を開いてやるぞ!」という冒険心をかき立てられるというか…。背伸びするくらいのモノを欲するのです。
(でも、もちろん「エアライン」の誌面は好きですよ。カジュアルだし、コンテンツも豊富だし、広告も情報のひとつになっていて読み応えがあるので)

その点、「航空ファン」ってずっとダサいんですよね…。おまけにとっつきづらいし…。いっつも軍用機が表紙だし、ロゴもマイナーチェンジはしているんだと思うのですが、長い間ボテボテっとした雰囲気を壊さず、雑誌の「顔」を変えていないような気がします。けれども媚びがない。それが良いのか悪いのかよくわかりませんが、そういう無骨さが私は好きなのです。ともかくそのあか抜けなさが、カッコいいんです。
中の誌面も写真もてんこ盛りで文章も多い。もしかしたらその量は「エアライン」とさほど変わらないのかもしれないけれど、キュウキュウに詰まっていて(デザイン的に?)、パッと見、誌面が威圧してくるような印象です。ミニタリーを扱っているせいか、内容も堅いですしねっ!

すみません、両誌はターゲット層も違うので、比べるものではありませんね…。
でも無理やり…まとめちゃいますっ!

男性にたとえるなら、
「エアライン」は話題も豊富で聞き上手。おまけにおいしいレストランや雰囲気のあるデートコースをコーディネートしちゃうような…、おまけにさりげなくレディーファーストをする男性。
「航空ファン」は興味のあること以外は寡黙だし、デートでの食事はラーメンやお好み焼き屋、奥のソファ席は自分で座る「半歩下がってついてこい」タイプ。といったところでしょうか…。
「航空ファン」は「いいな…」とはなるけど、実際につき合うのは「エアライン」だったりするんですけどね…。

ところで…。
今回の震災を受けて、いろんな国の人たちが手を挙げてくれました。なかでも米軍はこのミッションを「Operation TOMODACHI」と名付けてやってきました。ご存知の方も多いと思いますが、この米軍の方々が、腕にワッペンをつけているのですが、これは「航空ファン」の付録バッチや誌上販売バッチを製作している「NavyGear4u」というミニタリーショップの関係者が作成したものだそうです。
もともとは、日頃からお付き合いのあった米軍の方が「Operation TOMODACHI」に参加するのを知って、感謝の気持で善意で作ってプレゼントしました。それが波及して、逆に米軍や自衛隊でもつけたいということで、逆に米軍から発注がかかっているとのことです。

2011年4月21日発売の「航空ファン」6月号で、このワッペンが誌上販売されるそうです。
いまは、この発端となった「NavyGear4u」さんでも、キャパを超えてしまったため、被災者救援に向かわれる団体を優先し、個人で欲しい人は「航空ファン」での誌上販売を推奨しているようです。売り上げのうち、利益の分は日本赤十字社を通して寄付されます。
このような支援もありますので、ぜひどーぞ。

では、またね。

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ANA義援マイルで震災支援

●期間:2011年3月17日(15:00)〜4月15日(23:59)(終了)
●一口:1,000マイル=1,000円相当(1,000マイル以上、以降1,000マイル単位)
●国際人道支援組織「ジャパン・プラットホーム」を通じ、被災者の救済活動に使用します
●義援マイルの詳細:http://www.ana.co.jp/amc/news/info/gien_1103(終了)

なお、「東日本大震災 被災地域復興支援 ANA義援マイル」では、受付件数:5万2995件、総受付マイル数:3億1351万5000マイル(3億1351万5000円)が国際人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」ならびに社会福祉法人「中央共同募金会」を通じて、東日本大震災復興支援の義援金として寄付をされることになりました(2011年4月20日ANA発表)。

JALマイルで支援金

●期間:2011年3月14日〜4月15日まで(終了)
●一口:7,500マイル=7,500円相当(7,500マイル以上、以降7,500マイル単位)
「赤い羽共同募金」でおなじみの「社会福祉法人中央共同募金会」が実施する、被災者の方々への支援活動に使用します
●救難支援マイルの特設ページへ:http://www.jal.co.jp/shien/(終了)

JALの「東日本大震災救難支援マイル」では、受付会員数:1万2875名、総マイル数:1億2261万7500マイル(1億2261万7500円)が「社会福祉法人中央共同募金」へ寄付されることになりました(2011年4月20日JAL発表)。

    • Mattari
    • 2011年 4月8日 1:12am

    航空雑誌だと「翼」も忘れちゃあかん!(笑)
    あとエアロポスタル誌あったっけ。当時はあまり
    使えないと思っていた巻末時刻表が今ではわりと
    貴重な情報になっていたりして、未だに
    本棚の隅っこに残っていたりする。。。
    航空ジャーナルとか航空情報などもあるんだけど
    今はどうなのやら。。。オイラもここ数年雑誌を買う事が
    減りました。PCで得られる情報が主体になってしまった
    のが大きいから数年に一度買っていた電話帳みたいに
    大きな航空機の番号表であるJPエアラインフリーツも
    同様レベルの情報が得られるサイトが増えたから
    買うのを辞めてしまったね。。
    でも何か辞書みたいに探す楽しみがちょっとなくなったのも
    寂しいかなと感じるね。。

    • 竜子
    • 2011年 4月8日 6:54am

    ■Mattariさん
    だって「翼」、いまないんだもんっ!
    でもMattariさんなら、翼の突っ込みが来ると思った!!!
    「エアロポスタル」っていうのは、私は見たことないけれども、時折名前だけは見かけますね。
    ちなみに、航空情報も航空ファンも同じでいかんせん軍用機が多いですね。でもって配本数がやたら少なくって、取り扱いのない書店が多いのが寂しいところ。
    航空系もそうですけど、趣味の雑誌って、付録が凄いですよね。
    あれはパソコンには代えられない貴重な文化だと思います。
    個人的には読者ページも好きなのだけれど、それこそIT時代に取っ手かわられてしまったように思う。
    レジ表というのかな、ああいうデータベースって「検索」に加え、吐き出したときの情報の見やすさだとかの機能が重要だと思うのですけど、どうしても紙のほうが見やすいですよね。それでもスペースと、価格の問題と、利便性(気軽さ)で流れてしまっているけれども…。

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