ANAボーイング787飛来の意義

こんにちわっ、竜子です。

13:50スタートのANAによるメディアイベントUSTREAMライブを、13:30スタートと勘違いしていて、大急ぎで帰ってきたわけですが、その勘違いのおかげでなぜか中継に間に合った…。いやはや滑り込みセーフです。
メディア発表のUSTみてたら、気分がたまらなくアガってきちゃって…。
もちろん昨日の初飛来も感動的だけれども、今日のライブは担当した会社それぞれの責任者のインタビュー映像が見れて、とても有意義だったよ。でも悲しいかな、今日のメディア向けイベントは、実はブロガー向けにも公募がされていたようだったので、それを知らなかったのが残念! 行かれた方のレポートを心待ちにしています!!

しっかし、やっぱり日本の技術力ってすごい!
さらっといっちゃえば、35%が日本の分担だったから、っていう風にいえるかもしれないけど、B787はこんなご時勢に元気が出る要素てんこ盛りだぁ…。

ボーイング製、ではあるけれども、20%の燃費向上は東レの炭素繊維の開発あってこそ。三菱重工や富士重工、川崎重工が、ボディの重要部分の”開発を任され”、ロールスロイス製のトレント1000エンジンだっていろんな経緯はあったけれども、川崎重工と三菱重工がまた大きな貢献をしている。かつての中島飛行機や、三菱重工や川崎航空機やらが、平成の時代にこうして平和な飛行機を作り出し、アメリカのメーカーが日本の技術力に敬意を表す。こんな時代になることを、戦後の焼け野原で、どれだけの人が想像しただろうか。
ブリジストンやジャムコはもはや世界の航空業界においてかけがえのない企業だ!!
それに機内エンターテインメントはパナソニックが担当し、松下幸之助だってそれみたことかと「世界との共存共栄が大切だ」って力説するかもしれない(風天マンさんが松下幸之助氏本人にそういわれたんだって!)。

とにかく、日本はいよいよ航空分野で大きな自信をつけ、そのアイコンとして存在するのがB787ということなんだな! だいたいからして、ローンチカスタマーがJALではなくってANAだというのがなんだかこの時代を表すいい味付けになっているよね!

だから、ボーイングの民間機部門のCEO、ジェームス・オルボー氏の挨拶をきいている時、なぜが私が「えっへん!」と、エラそうに、得意げな気分になっていたよ。だって、国産機のYS-11では販売に失敗したといわれたところから、日本は国産飛行機から遠のいたようにいわれているけれども、これまでのやり方でがむしゃらにやるのではなく、「国際共同」に参画することでじわじわと実力をつけていたわけだ!
IHIと三菱と川崎だって、次はプラット&ホイットニーのエンジンの共同開発で、世界に「えっへん!」という時も近いし、やがてMRJだってデビューする日がやってくる。

今日の式典では、まず最初に787が格納庫にやってきて、そこからボーイングからいらしたオルボー氏と全日空の伊東信一郎社長が出てくる演出があった。で、オルボー氏と伊東社長の挨拶があって、主賓の紹介が行われた。まずは、国交省の航空局、そして三菱重工、富士重工、川崎重工。そして東レ、ジャムコ、パナソニック、ブリジストンにロールスロイス社。みんな頭をペコッと下げるだけだったけど、報道陣をはじめ参列者の拍手が足りない! ってしかってやりたい。仕事で竜子は何度か式典に参加させてもらったことがあるけど、こういうときはわりとみんな客観的だよねぇ…。まぁ、取材する立場の人は当然なのかもしれないけれど…。わたしなんか「おぉ〜」「おぉ〜」ってイチイチ関心しちゃうんだけど…。
ああいう場所にはいない人の中にも、大きな貢献をしている人たちは多いはずだし、紹介された企業以外にも、会社レベルで、町工場レベルで、職人レベルで、部品作りに日本人魂を込めた人たちが多くいる。あまり話題にならないメーカーだってある。そして、地味にじみ〜に、力をつけてきた先人のみなさも。そういう人に拍手送ってもいいんじゃないかなぁ、って思うなぁ。

なのでその人たちに、ささやかながら今日はわたしが(ささやかすぎるだろ!)拍手を届けたいと思う。
みんな、「えっへん」って思った方がいいよ、ってね!!

MRJは将来の需要から70~90人の中型機、ということになっているけれども、実のところは、日本は大型旅客機だって作るノウハウをもってるといっても過言じゃないよね(マーケティングノウハウは別として)。
でもでも! ボーイングだけじゃなくってエアバスだって、エンジン開発だって、いよいよ日本の力が形として見えてきた。いち下請けから始まって、何十年もこらえて、こらえて、こらえて。そいでもってようやく「共同参画」といえるところまできて、またさらにこらえて、こらえて、こらえて。いまでは押しも押されぬパートナー!
B787、バンザイ! だね(でも3年は長かった…)。

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こんなところに「がんばろう、ニッポン!」は転がっているのかもしれないですね!

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  1. この787に関しては、ANAがオプション込みの20機発注で開発含めてGOが出た機種ですから、ANAの厚遇はもっともですよね。
    昨年12月だとエンジンまでくっついた787はほとんどANAばっかり位の勢いでした(笑)
    昨日の到着中継、ライブが切れ切れなのははやり混みすぎ?
    ぶっつり切れて、あきらめて寝直してしまった(苦笑)
    物作りに携わっているので、この手のお話しはいろいろと嬉しいことも多いけど、言いたいことも多い。
    特に、航空産業に限らず、政府(含む役所)にはもっともっと言いたいことがあるけど、これだけ日本人が物作りに頑張ってるのにそれを守れない国ってどういう事だろう。

    • tome
    • 2011年 7月4日 6:20pm

    竜子さんこんにちは。
    最近の国内外の話題でB787ほど燃えた題材はありません。
    ほんとーに長かった3年でした。
    日本の技術力の結集とも言える最新鋭の旅客機が、間もなく就航ですね。感無量です。
    I〇Iでエンジン開発に携わってきた友人曰く。戦闘機のエンジンも旅客機のエンジンでも開発する力はあるそうです。小型エンジンであれば高効率の物を開発した実績もあるそうです。ただし、ヒモがつかないのが問題のようです。
    日本国政府さん、2番じゃダメなんです。予算つけてね!
    予算よりも、顧客かな?B787に日本産エンジンを搭載するくらいの国際営業をたのんます。

    • 竜子
    • 2011年 7月4日 6:28pm

    ■かなぴさん
    なんというすれ違い…(笑)。
    昨日の映像、切れてましたね!
    でも、大震災後の数日、東電会見だとかのUSTREAM番組視聴者数って、万単位であったんですよね。とすると昨日のでMAX5,000ちょっとだったので、送信側の回線とか、段取りの問題だとかかもしれないですね。
    もの作りって、広いですよね。ある学者さんも同じこといってました。特に去年の事業仕分けのときは、お会いするたび「どうなっちゃってるんだ!」って、仕事そっちのけでいっつも起こってました(笑)。

    • 竜子
    • 2011年 7月4日 6:48pm

    ■tomeさん
    こんにちは!
    そうそう、2番じゃダメなんです!(お前がいうなって、声が聞こえた気が…)
    なんだかお金の問題で、よそで頑張るしかなかったのかな…。
    勉強するなら自分らでやってこい的な感じなんですかねぇ?
    やっぱり実力は備わったけれども、全力投球できないのは、国の問題で…。
    でもってそれでもイチバン最初に紹介されるのが航空局なのは、単にそういう日本の文化ってことで…。謎が多いですね(^^;
    戦闘機作れても、練習機として作っている、とか?!
    これは、また違う話か(笑)。

    • tome
    • 2011年 7月5日 9:06am

    >戦闘機作れても、練習機として作っている、とか?!
    >これは、また違う話か(笑)。
    のようです。
    戦闘機のエンジン作って練習機に搭載したみたい。練習機としてしか予算が出てこなかったみたいで!

    • 竜子
    • 2011年 7月5日 12:08pm

    ■tomeさん
    能力はあるのに十分発揮できない、というのは複雑ですね。
    対外政策などもからみそうですから、どこかで仕方ない部分もあるのかもしれませんが、これじゃ有能な技術者や研究者がよそへ流れていくのも仕方が無いことなのかもしれませんね。でも、仕方ないじゃすまされなくなりますよね、いずれ。
    うーーーん。現場のうっぷん溜まりそうですね…。

    • Mattari
    • 2011年 7月6日 7:00am

    でも日本の航空産業はよく生き返ったと思うなぁ。
    ホンダのビズジェットも飛んだし
    ブランド力の事もあってかなり前に
    他社に売却されたけど三菱が作った
    ビズジェット、ダイヤモンドジェットもあった。
    そんな実績の集大成が787の重要パーツであり
    MRJの就航だと思います。
    私も今週末は日本の航空産業の要となった
    セントレアで787を見に行きますよ(笑)

    • 竜子
    • 2011年 7月6日 7:24am

    ■Mattari
    中部空港は、急遽追加されましたね。
    Mattariさんなら伊丹でも関空でもありそうなものなのに、里帰り寄港の地をセレクトするとは…さすが航空マニア!
    日本の航空界を支える地へと降り立つ姿は、羽田よりもドラマチックなものでしょうね!
    写真、とってきてくださいね! 集まった人たちがどんな風にB787の勇姿を見守るのかが見たいです!(希望)

    • HIRO
    • 2011年 7月6日 7:34am

    竜子さん、おはようございます。
    皆様が専門的なコメントされている中でなんなんですが、
    >>現地に行けなくても、素直に「Airmanさんの写真みればいいや」って気分にさせてくれます。
    竜子さんのこの感覚が素敵です。blogの真髄のような気がします。

    • 竜子
    • 2011年 7月6日 11:05pm

    ■HIROさん
    こんにちは! 意外なところでの反応にビックリしました。
    けれど「そうかぁ」と、なんだか励みになりました。
    そう言っていただける方がいることを大切にしないといけないですね!
    でも、私、けっこうアクが強いと自分で思いますよ!

    • Mattari
    • 2011年 7月6日 11:33pm

    竜子さん
    いやはや、伊丹と関空の飛来日は平日で仕事だから
    行けなかっただけ(笑)
    中部にした理由はお休みだからというのも
    あるけど、実際の理由は別にあるんですよ(笑)
    あとHIROさんのコメントは何か粋でいいなぁ。
    オイラもそんな風に書いてみたいな…

    • 竜子
    • 2011年 7月7日 7:46am

    ■Mattariさん
    そうなんだっ!
    今度、その実際の理由を教えてください。
    (飛行機関係かと想像しましたw)

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