カテゴリー ‘ 航空関連書ブックレビュー

ランキング依存!! 航空本の危機

みなさんはどのような基準で本を買っていますか?
最近は、本屋さんで本をじっくり探さない人が多くなり、ランキング情報だけで本を購入する人が多くなっているそうです。

竜子は本が大好きです。6月4日にNHK「クローズアップ現代」でこの話をやったので、録画しときました。ちょっと紹介しますね。

2007年は出版社が66社潰れ、なかでも明治時代から続く老舗出版社がなくなったり、大手新聞社の関連会社がなくなったり、長らく続いてる出版不況のどん底の年ではなかったでしょうか。

実は私のような航空ファンにとっても人ごとではありません。
この2007年、竜子にとっても驚きの、草思社、山海堂、朝日ソノラマと良い出版社がなくなっていきました。この3つの出版社をご存知の方はいますか? もしかしたら多いかもしれませんね? いずれもおもしろい航空関係の本を刊行していました。

私にとっても良い出版社とは、おもしろくて、ディープで、なにかのためになる「航空関係の本」を刊行してくれる出版社です。

どんな本が出ていたかはまた後日順に案内してゆきますが、先日「コックピットの生音が聴ける本」で紹介した武田一男さんの「機長席」「台風飛行」は朝日ソノラマから出ていたものです。マニアックな本を出してくれていた出版社と言い換えることも出来ます(笑)
趣味の本を、それもかゆいところに手が届く本をつくってくれた会社だからこそ、潰れてしまう羽目に遭ってしまったのかしら?

「○○万部突破」「○○大賞1位」、こういうコピーがつくものだけが売れてゆくそうです。売れるものしか書店に並ばないという状況になりつつあるので、売れない本はどんどん出版社に送り返されていってしまいます。
本はちょっと特殊な流通なので、委託販売というか書店で売れなかったら出版社に返本することができます。

ということは…、趣味関係の本は圧倒的に不利なのです! 航空趣味の人口ってそんなに多くありません。というか、かなり少ないです。本屋さんに配本されても、ある期間を経て売れなかった本はすぐに返本されてしまうのです。航空関係の本は、雑誌とムック以外置いていない本屋さんの方がむしろ多いです。私たちが欲しい、買いにいこうと思ったときにはもう遅い、目にすることすら出来ない、そんなことはざらなのです。

本を作ったはいいが、書店では短期間で売れなかった
→返本
→次に印刷する予定の本の支払いが出来ない
→経営ひっ迫
→倒産

こんな感じです。
もっと根の深い話もあるので、一概にこれだけが悪いのだとは思いませんが…。

べつに、どこぞのまわしものではありません(笑)、
飛行機のおもしろい本が刊行されなくなっちゃうのはイヤなので、今後も買い続けていきます。ただの私の趣味です。あははは…
もし紹介した本でおもしろそうだなと思う本があったら気にとめていただき、街の書店で探していただければ光栄です。

↓「おもしろい本を!」と思う人…

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「フライトナビ 改訂新版」

そういえばここ数日、航空ニュースが続きましたね。
とはいっても鶴丸の引退くらいだけど(笑)
今日の新聞(6月3日の日刊)にスカイマークが機長不足で10%も便数を減らすって出てた。2人の機長資格者が欠員(ひとりは病気療養、もうひとりは自己都合退社)らしいのだけど、そんなんで10%もの数が欠便って…、色々とあるのだろうけど補充できる人員を確保していないのがすごく不思議です。

さて、アクセスアップの本を読んでみたけど、ブログのタイトルを変えなくちゃいけなかったり、<そもそも>を問われる内容ばかり…。今さら出来ることはといえば、ブログ自体を充実させる、っていう当たり前のことしかなかったので諦めました(はやっ)。

というわけで、新刊ばかり手元に置いていても仕方がないのでちょこちょこ紹介してゆきます。


「フライトナビ 改訂新版」(イカロス・ムック)/イカロス出版

新刊です。というか、竜子の独自調査ではこの3日間の間に本屋に並んだはず。なのに、奥付(本に印刷されてる刊行日)は未来…「2008年6月30日発行」になっとる!

「フライトナビ―国内線ルート&機窓ガイド」の改訂版です。内容は大きく更新されてませんねー。前版を持ってる方は、特に買う必要はないと思いますが、あえてあげるなら2008年4月現在の稼働中の旅客機のリストは持ってても良いかも?ですね。各航空会社別に保有機材と登録番号/型式/座席数/登録年月日がリストになってます。ゆっても付録だし、他の本にも同じものが載っていますが。ま、イカロス出版の本では安いほうなのではないでしょうか?(1,500円)

フライトナビをまだお持ちでない方のために。

■国内線はいつも窓際派だ
■外の景色がどこの上空なのか知りたい
■飛行ルートを知りたい
■全国空港の運用時間、滑走路ナンバー、縮尺図、運行路線を知りたい

こんな人にうってつけ。
滑走路から離陸して何分くらいでこんな景色が見える、ということを教えてくれるガイド本です。ただ、ある程度航空用語を知っていないとつまらないかと思います。写真も少ないのでね。

一部フルカラーページで、95%がモノクロ。
航空ファン向けに作ってくれた本なのでこのままでも当然嬉しい一冊ですが、こんなネタこそもっとポップに、楽しくつくって一般読者を取り込んだら良いのに! 旅行ガイド本の棚にあったら、もっと航空ファンが増えるのに! と願う竜子でした。

あぁ、それからひとつ注文をつけたいのですが、
日本の地図を入れてください!
もちろん、空港の場所や飛行ルートを記してる(トリミングされた)地図はあります。その地図がどうつながるのか、どいう航空路で各VORがどうつながるのかなどが「一目」で分かる地図をこの本には必要。
誌面的に無理だったら、せめて地図に記号や番号を入れてスムーズに次に追うべき地図がどこにあるのかを明確にしてほしい!
機材ガイドとか、シートマップとか、旅客機リストとか。
そういう付録入れるなら、全国地図をいれてほしーーーっ!

なんて偉そうなことを言ってしまいましたが…、好きなガイド本です(笑)
この本はべつに普段読む本ではありませんが、飛行機に乗って役立つ本として紹介しておきますね。

↓「この本に興味がわいた!」あるいは「持ってる!」って人は…

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「旅客機年鑑」


「旅客機年鑑2008-2009」(イカロス・ムック)/イカロス出版

旅客機ファンなら必携の1冊「旅客機年鑑2008-2009」が2月末に刊行されてます。
2年に1回の刊行で年中購入できますが、本の流通の便宜上、もうじき店頭からは消えてしまう可能性もある(Amazonなら欠品するまでいつでもOKだと思う)ので、忘れていた方、興味がある方は早く本屋さんへ行った方が良いですよ〜。思い出したのでご案内まで。

今年は大きなニュースがありますね。表紙はB-787ドリームライナー。
巻頭特集は、この3本。
「国産旅客機の胎動 三菱MRJ」
「A380ついに就航 新巨人機の星」
「ボーイング787の “オール電化”作戦」
前回の「旅客機年鑑2006-2007」では、A380のエミレーツ塗装機でした(エミレーツがローンチカスタマーだったので)。だから2年くらいじゃ内容は大きく変わらないのだけど、この本持ってないことには始まりませんからね(と思っている)。
もし、旅客機に興味を持ちはじめた方でしたら、絶対買い、です。似たような本で「旅客機アルバム」(同じくイカロス出版)がありますが、こちらはまたエアラインの紹介なのでまたちょっと別の趣旨ではあるのですが、国内線と国際線と別ですし(ようは2冊必要)、わたしなら1冊で満足できる年鑑の方を断然お勧めします。

別に全部覚える必要なんてないんですし、わたしも全く覚えてませんが、
■ジェット機
■プロペラ機
■貨物機
■計画機
のカテゴリに分け、国別/メーカー/型式ごとのカタログで、付録としてエンジンメーカーや航空機メーカーのプロファイル、用語辞典もついてるので、字引のように便利に使えます。

前回は三菱MRJの紹介はモノクロページのみだった!(正式提案前だったらしく)のだけど、今回はイッキに巻頭特集に昇格。とはいえ見開き2Pのみ。次回に期待しましょう!2011年目標でしたっけ。あと2号分、でずっぱりだろうな…。

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「あぽやん」


「あぽやん」(新野剛志/文藝春秋)

「あぽやん」とは「AIRPORT」の「APT」、例えば羽田空港の3レターコードの「HND」成田空港なら「NRT」のようなものからもじった「アポ」に、「やん」をつけてた愛称らしいです。
初めて聞きました「あぽやん」。

少し昔は記者を「ブンヤ(聞屋)」、スクープばかりを追い求める記者を「トップ屋」という時代があったようですが、ふだん読む小説なんかに出てくる「ブンヤ」は、職人気質にみなぎって仕事にプライドをかけた活気があるのですが、いまはどうも違うらしい。数年前に石原慎太郎が毎日新聞の記者とバトルをしたときに、
「ブンヤのくせに」「わたしは新聞記者です」
こんなかんじのやり取りがあったようけど、どうも時を経て「ブンヤ」が蔑まれた響きになってしまったようだ。

「あぽやん」もそうだ。昔なら空港に長けた職人としての敬称だったはずが、実際には、蔑称として使われる「あぽやん」なのだ。主人公は、会社生活(本社)になじめず空港に飛ばされてしまった青年、遠藤。その遠藤が徐々に「あぽやん」に、成長していく過程を「ぼく」の目線から描いています。「ぼく」目線なのでブログでも読んでいるかのようにスラスラとほんわかした気分で軽快に読めてしまいます。
色んな人間ドラマが織りなされているけど、そのどれもがあたたかい。ちょっと息抜きに読んでもらいたい作品です。

「あのひとは昔気質の人だから…」そんな風に人を指したりしたことはないですか? わたしはあります(笑) けれどいつの間にか自分もそんなプロフェッショナル精神に近づこうとしている…。なかなかステキなお話です。
空港で会うあの人があぽやんだったら? そんな想いで新たな楽しみが増えそうです。

新野剛志さんといえば「八月のマルクス」(江戸川乱歩賞受賞作)で有名ですが、実際にご本人が旅行会社に勤めていたこともあって、おそらくはそこで見聞きしたことが織り込まれているのだと思う。
飛行機が好きだけど、近くに関係者がいないという人は是非この本で臨場感を味わってください。正直言って「旅行会社の人」なんて地味なテーマの本はなかなかありませんから!

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航空ファンの平均年収はおいくら?

今回紹介するのは『特濃シュミラン』です。


■『特濃シュミラン』
■フジテレビ営業局特濃リサーチチーム編
■扶桑社

実は会社の同僚が「竜子さんの趣味がのってるよー。あたってるんじゃない?」って教えてくれた本。

この本、飛行機関連の本ではなくマーケティング関係の単行本(とはいえ、ステキな紙面レイアウトでどんな人でも楽しく読めるのがミソ)で、108つの趣味についてデータを紹介しています。

「航空趣味」が108つの趣味の中にも選ばれるだけでも嬉しいですねぇ〜。
もちろん竜子は楽観的です! ということで、実際にあたっているかは別として、飛行機ファンのみなさんにこの本の「飛行機マニア」欄を一部引用のうえ、紹介しましょう。

飛行機好きの人口

40万人

飛行機好きってこんな人

飛行機が好きな人は、「楽観的で」「話し上手」、「意志の強い」性格のようです。買い物については「遠くても専門店まで行くほう」「こだわっているブランドがある」など、しっかりとした指針を持っています。また、最終学歴は「大学卒」が約51%(平均41%)、「大学院卒」が約7%(平均5%)と高学歴の人が多く、職業も「管理職(課長クラス以上)が13%以上(平均8%)」とすべて平均を上回っています。

収入

個人年収 501万円(平均:342万円)
世帯年収 766万円(平均:679万円)

『特濃シュミラン』(扶桑社/2006年刊行)

—————————————-

参考までに他の人口規模は、ヨット・船舶100万人、鉄道47万人、鉄道模型32万人、乗馬40万人、日本舞踏150万人、ダンス240万人…参考にならないか?

この108の趣味を、使うお金ランキング、消費する時間ランキング、知識ランキング、人数(少数/多数)ランキング、孤独ランキング、と、各種ランキングをしていますが、飛行機がランキングに入ったのはわずか1つ!

「知識ランキング:8位」なのです。

知識ランキングは、知識が豊富な人の割合が高いジャンル、だということです。
ある意味では、そりゃぁそうでしょうね。飛行機を見てればいつの間にか機材が分かるようになり、それがたとえ747-400とか-200だとか、ERとかSPだとかいう程度のものでも、興味のない人に機材なんかのはなしをしようものなら「オタクじゃない?」ということになってしまうのだもの・・・(本当に知識があるかどうかは問題じゃなくて、そう聞こえるだけとかも)。

ちなみに「軍事・ミニタリー・ガン」は別のジャンルに分けられていて、「航空ファン」がマニア度を計る名目で紹介されてたので、こちらもかんたんに紹介。

●人口:15万人

「短気」で「意志が強く」、「神経質で几帳面な』性格、「中古品でも気にしないで買うほう」「高級ブランド品をディスカウントストアで買うことに抵抗がない」など、買い物に関しては実利的な面も。住まいについては「住むなら一戸建てのほうがよい」「防災袋や非常食を常備」、「多少部屋が散らかっていても気にならない」そうです。

この本、飛行機趣味の紹介は見開き2ページだけですが、他の趣味を見るだけでもとっても面白い! のです。
根拠がビミョーな心理テストの本やスピリチュアルの本よりもよっぽどいいと思うので、この本で周りの人を鑑定してみてはいかがですか?

↓「この本に興味がわいた!」って人は…
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コックピットの生音が聴ける本

好きな飛行機の安全を守る美しどころの女性たち、スチュワーデス。
ふだんはありがたく思っているけど、飛行機好きが過ぎて、たまにスチュワーデスさんに嫉妬することがある。

たとえば、こんなとき。

「ご搭乗のみなさま、このたびは●●便へのご搭乗ありがとうございます。(省略) 本日の機長をつとめますのは藤田、客室の責任者をつとめますのはわたくし、藤田でございます……(省略)」(つい先日の機内アナウンス)

「えぇぇぇぇ! なんだ夫婦かぁ! そんな親密なクルーの飛行機ヤダ!!」
と突っ込みたくなる。飛行機好き、というよりパイロットにも愛着があるからだけど、たま〜に、私のおぞましい女の顔が出てしまうのだ。
ちなみに、実際には「藤田」ではないのだけど、全国の名字ランキングだと、このへん(だいたい30位くらい)の名字。

このまえ、職場の人との飲み会の席で、この話をしたら「そんなのよくある名前だよ。ただの偶然だし、そんなことを考えること自体が不純だ」と叱責されたうえ、かわいそうな人に思われた。

おっしゃる通りかと思う。
だけど、「絶対夫婦だ、きっとそうだ!」とおもってしまうと、もう止まらなくって、「こんな便を選ぶんじゃなかった!!」「そもそも、なんで機長のあとに自分の名前をいうのよ、コーパイの名前も紹介してよ!!」とやきもちが転じて怒りへと変わってしまうのですよ。

だって、パイロットの機内アナウンスってステキ、でしょ?
シートベルトサインが消えた後のいまかいまかという瞬間と、
「コックピットより、みなさまへご挨拶申し上げます〜」
って始まったときのときめきといったら、飛行機に乗っていちばん至福の時だし、「わたしだけに言ってたら…」とか、コックピット内が全く見えないだけに、妄想世界がひろがる、ひろがる! 毎日でも聞きたいと思う。
しかも、飛行機に乗らないとこの快感が味わえない! という特別感といったら…。

だけど、パイロットの奥さんなら自由に堪能できるわけだし、しかも目の前で! その非日常の声を独り占めできるスッチー(しかも職場でまで!!)に、ジェラシーでジェラシーで。

というわけで、そんなアホな竜子がiPodにいれて持ち歩いている、パイロットの生声を収録した本を3冊紹介します。

機長席(←Amazonの紹介ページへ)
武田 一男(朝日ソノラマ)
機長席(朝日ソノラマ)武田一男

台風飛行(←Amazonの紹介ページへ)
武田 一男(朝日ソノラマ)
台風飛行(朝日ソノラマ)武田一男

ラストフライト―国際線・機長席(←Amazonの紹介ページへ)
武田 一男(愛育社 )
ラストフライト(愛育社)武田一男

「機長席」と「台風飛行」の朝日ソノラマはもうない出版社なので入手困難ですが、「ラストフライト」ならまだ在庫が1点だけあるので購入できそうです。

わたしは「機長席」を、Amazonマーケットプレイスで4,600円で購入しました。マーケットプレイスでは、500円前後でも売ってますが、CD-ROMがついていないのです。ヤフオクならもっと安く出てるから、気になった方はぜひチェック。

「台風飛行」はAmazonマーケットプレイスにでているようです。面倒なやりとりがないうえ500円(手数料含まず)前後で出てましたよ。しかもCD-ROMつき! こちらはなんとYS-11のフライトです。私はおととし、独りYS-11ツアーしてきましたが(あいにく台風ではなかったが)、なんど聞いても感慨深いもんです。
ちなみに、音楽CDとしても同様のものがリリースされているようです。CDは持っていませんが、目次とトラックを見比べた感じだと同じものが収録されている模様。だとすると・・・本のほうが情報たっぷり(152ページ)なのでは?

「ラストフライト」はイカしたあの書店、ブックスフジで定価で購入しました。
こちらは、DC-10機の退役と、定年退職を迎える機長のホントの「ラストフライト」を録音しているので、ちょっと特別版というか、著者さんの思い入れが強く、編集がイマイチなとこもあるのですが、涙があふれてきます。何十年も飛び続けて、ラストフライトを迎えるのって、どんな気持ちなのでしょう? パイロットの生声、ということで興奮ついでに機内アナウンスの部分を私の母にも聞かせましたが、母も涙していました。

まだまだ生コクピットが聞ける本はあるけど、
今日のところは、ヒ・ミ・ツ★

あ、ちなみに・・・
飛行機好きな人の中でも、ちょっとマニアよりの内容(どちらの本も管制とのやり取りの割合がとても多いので、これも楽しめる人でないと退屈します…)なので、自己責任でお願いします。

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「デザインで選んだ世界のエアライン100」

デザインで選んだ世界のエアライン100―チャーリィ古庄フォトコレクション
■チャーリィ古庄
■えい出版

月刊エアラインのカメラマン&ライターとしてもおなじみのチャーリー古庄さんの文庫本。少しの文章と、盛り沢山の写真で構成されています。それにしても、文庫本にずいぶんと詰め込んだなぁ〜。写真のサイズは小さいけれど、そもそも機体やまで見るような本ではないので、これくらいのサイズがちょうどいいんです。海外へ行く際には、是非機内に持ち込んで、窓からあれやこれやと本をカタログ代わりに使ってやってください。機体のカラーリングで「エミレーツ航空だ!」とか「エバーエアだ!」とか、「あの航空会社はフィンランドでぇ・・・」とか、全く役には立たないけど、楽しくなれる情報が満載です。ひとつ難点なのは、写真をみせるためなのか、紙が厚くてコシが強いのですよ・・・。背が割れてしまいます。それから文庫本にしては高い(924円)けど、情報満載なので、ま、いっか。楽しかったし。

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「機上の奇人たち」

機上の奇人たち―フライトアテンダント爆笑告白記 (文春文庫)
■Elliott Hester著、小林 浩子訳
■文春文庫

本当に笑えます。著者さんがいかにも「ゆ〜・えす・えー!」ってな人のテンポ、さらにはその原著を翻訳しているのとで、よくわからない「笑いのポイント」もありましたが、それを差し引いても面白かった。
フライトアテンダントとはいっても、この本には私たちのイメージする健やかな「フライトアテンダント」の姿はありません。オフの日にバーテンをして食いつないでいる黒人男性の話を翻訳したものなのですが、どの話をとってもなにせはっちゃけています。
子供の頃お正月に親の田舎に行くと、親戚衆が集まってきて、大人たちが下品な話(もちろん下ネタ)で爆笑していた(しかも自分の親もその笑いに参加していた)・・・そんな過去がある方に。育ちの良い方には向きません。
どうも日本人とあちらとでは「フライトアテンダント」のイメージがだいぶ違うようですので、翻訳本じゃないとこの面白さは出てこないのではないでしょうか。自虐的な彼の思考スタイルもなかなか。頭をゆる〜くさせてもらえる楽しい本です。

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「日本の空港 撮影ガイド」

日本の空港 撮影ガイド
■ルーク・オザワ/チャーリィ古庄
■モーターマガジン社

読み物ではなく、「月刊エアライン」でもおなじみ、有名なカメラマンさんの空港写真。
写真はA4版にあって見応えを感じる。さすがに「カメラマンシリーズ」なので(今まで知らなかったけど)、写真をみせる誌面レイアウトは航空ファン向けI某出版の本では見られない大胆さでとても情景移入しやすい。

本文もシンプルに、レンズや露出や感度、シャッタースピード、フィルターといったデータ徹し、私はカメラには興味がないので写真集として見るけど、写真派の航空ファンは必読の1冊ではないでしょうか。

聖地・下地島の写真はもちろん、函館空港や熊本空港の真っ赤な夕陽、ヘリ撮影のA380などなど「さすがプロ!」の逸品ばかり。
立ち読みしたら最後、買わずにいられなくなると思います。

…にしても。
カメラマンの方にお伺いしたいのですが、過去〜現在までの写真て、ちゃんとデータをどこかに書き入れてるのかな?
ある程度の時間や天候で、露出や感度、シャッタースピードは写真を見たら分かるのだと思うけど、覚えてるにしてもこれほどの量を記憶してるものなのでしょうか? 凄い。
もし、Autoだったら…ってプロはAutoにしないのでしょうか? そんなわけないよなぁ。けど、マニュアルだから覚えてるんだろうな? とか考えたりもするけど、飛行機みたいに走るものの、一瞬の時間を切り抜くのに、すべてマニュアルってのも、想像がつかない。
写真を見たら克明にその時の記憶がよみがえるってことなのかっ? 写真を撮られるみなさんはどんな感覚なのでしょう?

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