こんにちわっ。竜子です。
ご無沙汰してしまいました。
体調を崩したついでに、といってはなんですけれど、寝ていると気分が滅入ってきて普段では考えないようなことを、いちいちクドクド考えちゃうもので、まるで思春期の乙女のような1週間を過ごしてしまいました。それで、日々スロットル全開でブログを運行させたいなとは思うのですが、なにぶん病み上がりなもので…というか。ぶっちゃけ地震と福島が怖かったんで、ずっと楽しむ気分になれなかったのです。首都圏以西の方にはもしかしたら突っ込みどころ満載な事態のように思われるかもしれませんが、なんだか自粛しているわけではないのに「そんな気になれない」ことが多くって、もちろん被災地に比べたらなんてことはないはずなのですが…。ごめんなさいね。
けれども「やっぱり飛行機っていいなぁ」というのが、ふつふつとこみ上げてきました。
きっかけはいろいろあるのですが。離陸滑走の前の、タキシング。いや、ドアクローズ前のエンジンスタート、といったところでしょうか。今日はこのブログのことについてちょっと書いてみようかと思います。
ええと…。
このブログのURL、「ドメイン」っていうんですけれど、「airjapon.com」なんですね。フランス語は全く分からないんですけど「エールフランス」をもじって、「エールジャポン」にしました。エールジャポン航空、という架空の航空会社のつもりなんです(^^;
もしかしたらずっと前に書いたかもしれませんが、長いこと私の頭の中に新しい飛行機の構想というのがあって…「構想」とか言っちゃうと、ビジネス仕立てになっちゃうのですが、「こんな航空会社があったらいいよな」「乗るならこんな飛行機がいい」という、おもいっきり想像の世界のストーリー(要はバカ話)があったのです。
旅客機の素晴らしさをひと言でいうなら、旅客機は夢や希望のつまった乗り物、だと思うのです。だからこんなに好きなんです。もちろん飛行機のフォルムだとか、歴史だとか、人類の文明の先端だからとか、そういったことにも興味はあるし、好きな理由でもあるけれど、それらは枝葉に過ぎなくって、飛行機が好きな理由の根っこは、まだ見たことがない世界への想いの馳せ、飛行機はそのアイコンなのです。遠い異国の地への憧れだとか、空を飛んでいるような気分だとか…。
でもそんな飛行機のトキメキとはうらはらに、気づけば、飛行機という乗り物はいつの間にか「交通機関」でしかなくなっていたように思えたし、私自身大人になってお金を出せばいつでも飛行機に乗れる環境を手にしました。それに気づけば気づくほど、頭で描く理想の飛行機像は、だんだんと「交通」からかけ離れて具体的なディティールを持つようになっていったのです。
なんの拍子でそうなったかは忘れたけれども、あるときそれを友人のマキちゃんに話したら「なんでそんなこと今まで黙ってたの!」ということになりました。マキちゃんは笑いながら、「それで? それで?」と話を引き出し、「こっちはどうなってるの?」「そっちはこうしたらいいじゃん?」なんて、飽きることなく朝まで話していました。マキちゃんは大学時代の友人(いちおうは私の先輩)で悪ガキ仲間というか、一緒にいると次から次へと楽しいことも、悪巧みも、延々と盛って盛って盛りまくる、不思議な友達です。話していると、ほとんど想像と妄想だけでタイムスリップできてしまうほどで、人を調子にノせるのがとてつもなく達者。わたしも嬉しくなってどこまでも話してたし、それ以降、マキちゃんといると「竜子さん、アレ話してよ」といった具合に、あるときは友人同士の飲み会で、あるときは知らない人が集まるパーティで、はたまたあるときは人脈が豊富なマキちゃんが連れてきた経産省のエリート官僚の前(企画採用して!なんていって)で、と数年間? いろんなシーンで話しまくりました。
具体的な内容は、ともかくしょうもないネタ(本当にバカ話)なのでここでは控えますけど、便ごとにコンセプトのある旅客機を作るというのが基本で、「新しいの出来た?」とか「新作できたよー」とかって、たくさん旅客機を(想像だけで)作りました。どの飛行機もテーマは日本。アキバ便だとか禅便、歌舞伎町便といった、いまでいう「Cool Japan」的なもの(実際にはバカ話)ですけど、やがて、「いろんな「便」は生まれたけれど、航空会社の名前がないねぇ」ということになって、「それじゃぁ…AirJaponにしよう」ということになって今に至ります。
名前が決まったときは、えっちゃんという友人もいました。えっちゃんは、マキちゃんとおなじで大学時代の友人(いちおう先輩)で、マキちゃん同様悪ガキ仲間というか、どこまでもバカでくだらない話でも真面目に話してしまう友人で、「下地島はこの世の楽園」という話を信じてくれて、宮古島&下地島旅行に一緒に行ったことがあります(でもえっちゃんは下地島に1日行ったきりで、次の日からはひとりでドイツ村だとかで過ごしていました)。
名前が決まったときは中目黒のコ洒落たバーにいて、乾杯までしました。
マキちゃんはCOO、えっちゃんはCFO、わたしは暫定CEO、みたいな…。ともかく当時はそこかしこで「CEO」(Chief Executive Officer:最高経営責任者)ブームだったので、「突然なんだ、なんだ〜?! CEOだとかCOOって(笑)」というノリで、外資風をきどっって、航空会社ごっこを楽しんでいました。
おまけに立ち上げ記念と称して「エールジャポン」で領収証までもらいました。
けれど、出てきた領収書をまじまじと見ると、そこには「エルジャポン」と書いてありました…。場所柄なのか(スタジオ等も多いので)ファッション雑誌の「ELLE japon」と間違ったようでした…。またこのトホホ感がたまらないですよね。
そんなわけでおままごとも徹底的にやる私たちなので、ほどなくして「airjapon.com」というドメインをチャージしましたが、ブログが立ち上がるまでは、ここから2年ほど先になります。ついこないだのことのようなのに、あっという間に6年も経っています。ビックリしますね。
ちなみに、エールジャポンの2レターコードは「AJ」、3レターは「AJP」。「AJA」にするとフランスにある空港の3レターと被っちゃうのですが、どちらも重複していないハズです(笑)。
というわけで、長くなったけれども、このサイトを紹介します。
▶KINEMA AIRLINES
「キネマエアラインズ」というホームページなのですが、縁があってこのホームページを見ていたらですね…。飛行機が出てくる映画にワクワクする…。そうそう、この感じが好きなんだ、って思いました。それで「airjapon.com」のことを書きたくなったんです。
キネマ航空。素敵じゃないですかっ!
映画に登場する飛行機をピックアップして、その飛行機が何の飛行機なのか、そのプロフィールなどを画撮(キャプチャ)と作品紹介で解説しているのですが…。このホームページを見た時2つの点に一目惚れしたのです。
(1)飛行機へのアプローチが映画であること
(2)紹介作品はフライト、読者は搭乗者、管理人はキネマ航空のCEO
なんでしょうね。笑っちゃうくらいリンクするんですよね。
とても楽しい、そしてほかに類のない視点のホームページです。
いずれ、このブログに登場していただく予定です。
では、またね。
こっちもよろしくです。

●期間:2011年3月17日(15:00)〜4月15日(23:59)(終了)
●一口:1,000マイル=1,000円相当(1,000マイル以上、以降1,000マイル単位)
●国際人道支援組織「ジャパン・プラットホーム」を通じ、被災者の救済活動に使用します
●義援マイルの詳細:http://www.ana.co.jp/amc/news/info/gien_1103(終了)
なお、「東日本大震災 被災地域復興支援 ANA義援マイル」では、受付件数:5万2995件、総受付マイル数:3億1351万5000マイル(3億1351万5000円)が国際人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」ならびに社会福祉法人「中央共同募金会」を通じて、東日本大震災復興支援の義援金として寄付をされることになりました(2011年4月20日ANA発表)。

●期間:2011年3月14日〜4月15日まで(終了)
●一口:7,500マイル=7,500円相当(7,500マイル以上、以降7,500マイル単位)
●「赤い羽共同募金」でおなじみの「社会福祉法人中央共同募金会」が実施する、被災者の方々への支援活動に使用します
●救難支援マイルの特設ページへ:http://www.jal.co.jp/shien/(終了)
JALの「東日本大震災救難支援マイル」では、受付会員数:1万2875名、総マイル数:1億2261万7500マイル(1億2261万7500円)が「社会福祉法人中央共同募金」へ寄付されることになりました(2011年4月20日JAL発表)。