航空会社ランキング2011、ANAが大健闘!

エミレーツ航空、カタール航空と続きましたが、「エアラインランキング2011」の発表があったので、こちらに記載しておきます。

今回取り上げたのは、日本人を調査対象にしているリクルートの旅行部門「エイビーロード」の調査、そして「地球の歩き方」の調査。「地球の歩き方」の調査方法が、自社サービスのホームページからの調査によるものに対し、エイビーロードの調査は、外部リサーチ会社からのアンケート調査で、なおかつ調査対象者が少し多いです。

一方のスカイトラックス社はイギリスの調査会社で、世界100ヶ国以上の旅行者から調査を行い、毎年「ベストエアライン」の発表をおこなったり、格付けをしたりしています。スカイトラックスでは、詳細な調査内容を航空会社に販売してますが、ランキング調査にはそうした私情を挟まず、厳格な基準で定評があるようです。今年のベストエアラインも、6月に行われたパリ航空ショーで発表されました。

エアライン総合ランキング2011

エイビーロード 地球の歩き方 スカイトラックス社
1:エミレーツ航空 1:シンガポール航空 1:カタール航空
2:シンガポール航空 2:エミレーツ航空 2:シンガポール航空
3:ANA 3:アシアナ航空 3:アシアナ航空
4:ヴァージン・アトランティック航空 4:キャセイパシフィック航空 4:キャセイパシフィック航空
5:SWISS 5:ヴァージン・アトランティック航空 5:タイ国際航空
6:JALウェイズ 6:ANA 6:エティハド航空
7:カタール航空 7:大韓航空 7:ニュージーランド航空
8:アシアナ航空 8:マレーシア航空 8:カンタス航空
9:マレーシア航空 9:カタール航空 9:トルコ航空
10:フィンランド航空 10:日本航空 10:エミレーツ航空

※SWISS=スイス・インターナショナル・エアラインズ

グランドホステスって最近言わないのかな? エアラインランキングの中でも、空港職員の接客サービスを対象にしたランキングの発表もありました。日本人の評価は「日本語が通じる」ってのがイチバン重要かと思いきや、やったね、ANA!!!!! 世界からの評価もピカイチ!
素晴らしい!!!!

空港内の接客サービスサービスランキング

エイビーロード スカイトラックス社
1:ANA 1:ANA
2:日本航空 2:タイ国際航空
3:シンガポール航空 3:アシアナ航空

エイビーロードランキング】
出発が2010年の海外渡航経験者にインテージ・ネットモニターおよびYahoo!リサーチ・モニター・ライト(全国)より抽出された6,414名を対象にしたインターネット調査。有効回答4,401名。

【地球の歩き方ランキング】
2009年11月〜2010年10月末日までの「地球の歩き方ホームページ」上でのインターネット調査。有効回答2,178名。

【スカイトラックス社ランキング】
イギリスの調査専門機関・スカイトラックス社による世界を対象にした調査。厳格な審査基準で世界の航空会社を対象に影響力のある格付けを行っている。100ヶ国以上1,880万人の旅行客にインターネット、電話でアンケート。

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カタール航空の評価

こんにちわっ、竜子です。

昨日はエミレーツ航空をまるで航空界の女王のような扱いで書きましたが、プリンセスのような存在がカタール航空です。
カタール航空の本拠地はドーハ。実はこの半年ほど、過去に書いたドーハ空港についての記事のアクセス数が上がってきています。具体的には、検索ワードが半年間は固定でトップ。過去のものにもかかわらず閲覧も月内更新分と同等のアクセス数、といった具合、おそらく、カタール航空の成田発便の就航によって、利用者が多くなってきたのだと感じています。ドーハ空港で乗り継ぎ便までの間、どう過ごそうかと考えてる方が参考にされてるんじゃないかと思うんですね。そしてそれを裏付けるように、いよいよ2011年のスカイトラックス社、ベストエアライン賞受賞です。

さて、エミレーツ航空、カタール航空、と来ると、外せないのはエティハド航空です。実は私がいま乗ってみたい航空会社の上位は評判も上々なエティハドです。エティハド航空のキャビンアテンダントさんも、頭に白い布をかぶっています。同じ白布でもベージュ系スーツに赤帽&白布のエミレーツに対し、グレー系スーツにグレー帽&白布がエティハドです。ただ、いかんせんエティハドについては搭乗経験がないっ! ホスピタリティ面がどのような感じか全く分からないので、突っ込んで書けませんが、就航都市の数からいうと、2011年現在、エミレーツ航空 > カタール航空 > エティハド航空、というようになるので、パッケージツアー他、団体割引料金のバラ売りチケットなどでその中身が日本人ツアー客層に知られるまでには、まだもうちょっとだけかかりそうです(先日発表した、エービーロードの統計というのは、そうした旅客からの集計だと思いますので)。

エミレーツ航空=ドバイ、エティハド航空=アブダビ、カタール航空=カタール、いずれもアラビア半島のペルシャ湾沿いに位置する国家です。ちなみに私たちの馴染みのある呼称でペルシャ湾とはいいましたが、「ペルシャ湾」とはペルシャ(イラン)側から見た呼称で、対岸にあるドバイやアブダビを擁するアラブ首長国連邦(UAE)やカタール側からは「アラビア湾」っていいます。
さらにこのアラビア半島には、バーレーンとオマーンがあり、さらにUAEのうちのアブダビ首長国を加えたの3国共同で設立したガルフ・エアがありますが、現在では、アブダビはエティハド航空を設立したこと、オマーンは独自にオマーン航空を設立したことで2カ国が離脱。実質はバーレーンのみが出資する航空会社になっており、ハブ空港として機能させる空港をバーレーン空港のみとするなど、規模縮小を余儀なくされています。なお、ガルフエアの「ガルフ」とは、英語の「湾」のことで、アラビア湾(=ペルシャ湾)沿岸国家の共同航空会社として「ガルフ・エア」という名前が採用されました。

さて、カタール航空の話に戻りますが、カタール航空はエミレーツ航空で述べたサービスの良さが全て網羅されています。機内エンターテインメントはもちろん、なんと4つのメニューからセレクトできた機内食の満足度も非常に高く、日本からドーハで乗り継ぎ、トリポリ(リビア)を経由してカサブランカに到着するまでのほとんどが、お腹いっぱいの状態でした。機内食だけでは終わりません。乗り継ぎ便までは3時間、これ以上短いと不安だし、これ以上長くても退屈する、空港で過ごすには程よい時間が確保されるスケジュールです。そしてキャビン・アテンダントの資質も充分です。イケメン&ミスユニバース級の美女も健在です。お水ひとつ頼むにも、気品ある面持ちで、優雅にお給仕してくれます。

私が外国のCAさんに着目しちゃうのは、なにもイケメン&美女のオンパレードで目に心地いいからと、それだけではありません。そうした人材が集まる、その国の環境に注目するからです。語学堪能、教養豊かそう、おまけに美男美女。こういう人材を集めるには、CAさんの職業的地位が高くないと集まらないですよね。さらにそのモチベーションとプライドを保つのには、それなりの接遇あってのことと想像するからです。優秀な人材を受け入れる、会社の体質といった背景を感じ取れるような気がするんですね。もちろん、美男美女でも仕草や立ち居振る舞いが粗雑だとそれはなんだか違うし、美男美女じゃなくたって、例えば中年の女性でも(おまえがいうなって?!)「The スチュワーデス」といった毅然、かつ丁寧なお仕事ぶりを見ると、CAとしての職業意識の高さを伺い知れて、「すっごぉ〜い!」となるのです。

そういう意味でサービス、ホスピタリティ面、エミレーツとカタールはどちらもどっこいどっこい、という印象を受けました。
長距離路線には高ポイントをつけたくなる「預け入れ荷物の重量制限」には、エミレーツに軍配があがり、それからストップオーバーの選択肢がけっこうあって、無料でだったのも私としてはとても助かりました。軍資金がなければ観光する先など限られるようなドバイの街ですが、それでもゆったりと民族博物館にでも行って、町並みを見渡してホテルで睡眠を取り、体内時計を調整することが出来るのはその後のスケジュールにゆとりが持てるのでとてもありがたい。
しかし、それでも「カタール航空が来てるぞ!」と思うのは、カタール航空が本拠地としている現在のドーハ空港の隣に、2012年にオープン予定の新ドーハ国際空港を開港させる予定があるからです(2009年10月時には、2011年オープンの予定でしたが…)。
この新ドーハ国際空港は面積は2,200ヘクタールと成田空港の倍、世界トップクラスの規模の空港になる予定で、現在の3,810mの滑走路とは別に新設される滑走路は4,850mと世界最大級の滑走路、そしてその滑走路と平行してもう1本建設されます。もちろんA380にも対応、新国際空港が完成後は順次引き継ぎ、国際線をこちらに1本化する予定になっています。

カタール航空の箱、新ドーハ空港が今以上にハブ空港としての規模・機能を今以上に向上させるのであれば、現在のカタール航空はまだ未知数があるといっていいと思います。その伸びシロを考慮すると、日本での満足度の順位がエミレーツ航空とカタール航空とが逆転する日もそう遠くないような気がするのです。

さーてとっ。以上がカタール航空がプリンセス的存在に思う理由ですが、こうして評判の高い航空会社を取り上げると、中東のオイル系国家のフラッグキャリアになってしまうのはどういうことなのでしょうか…。もちろん、私が中東から北アフリカ方面に出掛けてしまったことも大きな理由のひとつですが(人気のシンガポール航空を語るには、はるか15年前をさかのぼらなくてはなりません)、現状では実際に中東の航空会社が健闘しているのは確かなようです。

アラビア半島を中心とした石油産出国の国内インフラ整備への投資が終わった後、いわゆるオイルマネーが世界中を駆け巡ってますが、果たして石油はいつ枯渇するんだろうか。国の規模が小さいわりにエネルギー産業とそれにかかわる金融業で、キネマ航空CEOのおっしゃるところの”オーナー経営”が優雅になされているわけですが、投資(投機?!)で将来への足下固めを行っているのでしょうか…。いよいよ枯渇するときにエミレーツやカタール航空がどうなっているのか、気になるところではありますが、シンガポールのように一党独裁の小さい規模の国家でもシンガポール航空のような世界に誇れる航空会社を持つことが出来るのですから、アラビア半島系のキャリアも捨てたものではないはず。ってか、国の将来をかけて乗り込んできているかもしれないと思うと、アラビア半島系キャリアの牙城を壊すのは並大抵のことではないような気もします。
ただ、資源と宗教はいつでも争いの火種ですから、そちらの方が大丈夫なのかも気がかりですね。

私がイタリア好きの伯母(なにがなんでも直行便日系、それもここ数年は生粋のANA派)に「エミレーツやカタールもなかなかだよ」という話をしたときに、「南回り?」「南周り?」と、ことあるごとに”南回り”に反応し、最後の最後まで伯母は「でも南回りはねぇ…」と、ものすご〜〜くしぶい顔をしてました。
何を隠そう(前にも書きましたが)、私も数年前は「飛行機は、やっぱり窓側」ばりに「飛行機は、やっぱり日系!」、と思っていました。死んじゃった時のリスク、万が一の保証、トラブル時の保険的な意味合いで、などといっちょまえなこといってましたが、なにせ私には守るものはなにひとつないのでした…。トホホ…。オホホ…。オッホッホー。

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エミレーツ航空の評価

こんにちわっ、竜子です。

「飛行機ファン」を公言していると、友人たちから「どこのエアラインが良い?」ってよく聞かれませんか?
みなさんにも好みや、渡航先の頻度、マイレージの都合などでひいき筋ってもんがあると思います。国内ANA派の人は国際線ではスタアラ路線でシンガポール航空って筋、ANAは海外でもやっぱりANAだってことで、アナアナ筋(えっ?)、そうじゃなくってアシアナだとか。いやいや単独でキャセイだろとか。ここはリチャード・ブランソン率いるヴァージンだろ!って人もいるかもしれません。おススメと自分の好きな航空会社が違かったりとこの話は尽きないですよね、きっと。

私は、どこをすすめるかなぁー? って思うと、マイラーではないのでひいき筋があんまりなくって、過去数年で体感した満足度を元に、分かりやすいところでエミレーツ航空だって答えます。
昨日もエミレーツ航空の話題になり、繰り返しになっちゃいますが、ココ最近では廃止傾向にある帽子をかぶり、しかも白い輪っかの布で髪の毛をさりげなく隠す、というキャビンアテンダントのあの中東風制服にドキュンと胸を打たれましたね。飛行機というのは、その機内に一歩足を踏み入れればもう、渡航先に心を向いてるってもんです。
その第一歩の場で、あの制服を身にまとった美女たちが笑顔で出迎えてくれたときには、もう私は砂漠の真ん中の蜃気楼・ドバイの空気に一瞬で身を置くのです。そういう意味でも民族感漂う制服というのは、演出効果として非常にポイントが高いのです。

理由はまだあります。
エミレーツ航空についてのサービスでよく知られているのは、機内エンターテインメントの充実度。全クラスにおいて、映画や音楽、ゲーム、情報やらの充実したメニューを好きなときに取り出すことが出来ます。国内線の短い時間ではこうした機内エンターテインメントというのは、なくてもさほどの問題はありませんが、中東はじめヨローッパ方面への長時間フライト時には確実に重宝する、さりげないながらも重要度の高いサービスだと思います。

そして、最近では簡素化される傾向にある機内食ですが、エミレーツの機内食は立派です。「立派」というのはもしかしたら、味ではないかもしれません。だいたい、機内食がいくらいいといっても、地上のレストランやかぁちゃんの手料理の味と冷静に比較すると、果たして「味が」おいしいといえるのかどうか、本当に人にすすめられるのか、よくわからなくなります。でも豪勢だと感じられる内容です。心配りがあるのです。「よそで食べる料理」に必要な物というのは、こうした心配りも「おいしい」の構成要素のひとつです。

「まずい料理を食べさせるくらいなら、出さなくていいから料金を安くしろ」とごもっともな意見も多い中、運賃も値下がりし、それでも今もなおあれこれと食が評価されることが多いのは、どんだけ運賃が安かろうと、まずかろうと、なにをどうやったって期待されちゃう運命にあるのが機内食なのです。だって、飛行機での渡航を誰でもいつでも楽しめるようになったのなんて、せいぜいこの30年ほどのことですよね。少なくとも20年前までは私たちの記憶の中に、「機内という限られた空間の中でも精一杯のおもてなし」を感じられる機内食の経験が頭の隅っこの方に残ってしまっているのですから。

あのとき、どんだけ伸びきったそばでも、わさびをきかせた麺つゆがとてもおいしかった。「シャケじゃなくってマスじゃないの?!」ってな謎のピンクの魚ですらおいしかった。そしてその脇においてある、ちゃぷちゃぷした食感のちっちゃなブロッコリーも残さず食べたし、植物性のホイップクリームののった着色料でギラギラした緑のメロン風味ゼリーがおいしいと思った。ちらし寿司と一緒にパンを食べても何とも思わなかったどころか、とてもおいしかった。すごくちっちゃな座席の中で、ステンレスのフォークとスプーンとナイフ、それからお箸とナプキンが入ったビニールを破きながら、塩、こしょうの極小パックと醤油を自分のポッケに忍ばせて、ワクワクしながら紅茶とコーヒーを選ぶのを待つわけです。お湯を注ぐだけのカップラーメンが驚くほどおいしかったし、夜中に配られるアイス最中をかじりながら星空を見ていると、ここは天国かと思うのです。
食べている時間ってのは、どういうわけだか記憶の定着もいいようで、あのとき隣の白人の若者があっという間に平らげて、私のヨーグルトとサラダを分けてあげた、だとか、前の座席のインド人の子供が、ちょこまか歩き回っていて、その子のつけた金のネックレスが素敵なデザインだった、だとか、どうでもいいことを覚えているものです。いま飛行機ファンとなって「あのとき」を引きずっているのは、渡航先でああするこうするといったワクワクと一緒に、狭い空間で機内食を食べたことの効果なのかもしれないよねっ。

そんな記憶がどこかにこびりついていると、そりゃあ、最近のJAL、ANAの機内食に満足することなんてまずありません。もちろん、ビジネス、ファーストの機内食はケタ違いでしょう。
たとえばレストランでも高くておいしい店ってのは、ごくごく当たりまえのサービスをしているだけです。高くておいしいのは当然なのです。ただ、高いけどおいしくて、リピートしちゃうお店には、味や値段では計れない価値があります。ただ、料理はいくら高くてもてっぺんが知れてます(下戸なので高級ワインを空けることはないですからね、私の場合は)。でも、飛行機となるとさすがにビジネスは手が出ません。もうひとつ旅行できちゃうなって、私の場合は判断しちゃう。たまったマイルをアッパークラスに当てる、という工夫もあるかもしれないけれど、私の場合に限って言えば、ひとたびビジネスに当てたなら、その次にはエコノミーが待っているので、その落差が怖くて手が出せません。だって、快適に決まってるじゃないですか、ビジネス…。自分の今の生活では、飛行機ファンということを加味しても、せいぜい国内線のJALのJクラスに乗るのが日常的に手の出せる限度です。身の丈でコストパフォーマンスに優れた、と線引きできるのがこのラインです。そんな私でも、エコノミーだけのサービスを比較しても、文句のひとつも出したくなる航空会社もあれば、満足できる航空会社もあります。要は、満足度ってのは値段とは別のところにあるのです。コストパフォーマンスはそれぞれの価値基準の中にあります。

そういう意味で、エミレーツ航空の機内食には30年前の日本人が知っているパッションが詰まっていたのです。パンだけはまずかったです。けれどそんなことも相殺できるくらい、総じて良かったです。ドバイに向かう機内で、「あぁ、なんだか凄く懐かしい、この感じ!」と思いながら食したのでした。

そして(竜子ルールで)重要なポイント。
キャビン・アテンダントが、超イケメン&超美女揃い。もしかしたら、あの中東ルックも200%増しの評価になってる、と疑われるかもしれませんが、男性は「ギリシャ彫刻かっ?!」って感じです。お前もか、ならぬ「お前がブルータスか?!」「カエサルはもはやココいたか?!」状態です。ヤバいほど完璧な彫刻ルックスです。そして美女CAさんは、アジア各国の雰囲気のいい美女を各種取り揃えました、という感じ。日本人男性には評価の低い、ミスユニバース顔の東洋人、でもこれがワールドワイドに通用する東洋女性の美しさなのだ、と乗客に知らしめるといった風情です。小麦色のポカホンタス的な美女、肌の色もグラデーションで揃っています。もちろんもれなくきれいです。さらには美しさの中に気品を感じました。動作ひとつににも優雅さがありました。なんとなく、育ちの良い人たちが集まっているのだろう、と思わせましたし、きっと彼らは中東の地で(日本現地採用などの枠があるにしても)、キャビン・アテンダントという職業の地位が、確固たるブランドとして存在しているのだろうと想像させるに充分な、CAとしての誇り高さも感じられました。でも、サービスは決して高圧的ではありません。その振る舞いが、できあいのものではないようで、総合的に心地よく、満足したのです。

最後に、もひとつは、持ち込み手荷物の重量制限です。
いまどきエコノミーで30kgまで許容です。スーツケース自体の重量にもよりますが、M〜Lサイズのスーツケースに荷物を詰め込められる重量制限です。最近多いのは、20kg前後の制限です。アメリカ、カナダ、ブラジルでは個数制限の場所もありますが、それでも最大重量が20kg前後(×2個までだとか)です。
Mサイズのスーツケースでないとあっという間に重量オーバしてしまいます。ヨーロッパ方面、中東方面、10日前後の旅程で本や着替えを持っていき、アレやコレやと現地で買い物すると、この20kg前後の制限というのは、旅先でもけっこう神経を使うことになります。空港職員さんの負担を考えると、今後は20kg前後に変更される可能性もなきにしもあらずですが、現状ではエコノミーなのにビジネスクラス相当の重量制限というのは、(ましてやエミレーツ航空を使うような遠距離の場合は)かなりありがたいです。

以上が、友人にエミレーツ航空をお勧めした理由です。ココまで来ると、まるで航空会社の女王のような評価ですが、実はこれらの話に加えて必ず話すのがカタール航空です。だいぶ長くなったので、カタール航空についてのお話は次に回しますが、エミレーツを押すのが無難、というのが正直なところで、グングン来てると感じたのはカタール航空でした。ただ、ドーハ空港経由というところ、私が搭乗した時は成田〜ドーハ便がなかった、そして就航都市と実際の渡航先を考えると、カタール航空よりもエミレーツ航空の方が実用性が高いだろうな、と感じているのです。

あ、いけない!! 雑談が長過ぎてすっかり忘れてた!!
なんでこんな話になったかって言うと、先日、リクルートの旅行部門「エービーロード・リサーチ・センター」から「エアライン満足度調査2011」が発表されました。

1位:エミレーツ航空             (前回調査2位)
2位:シンガポール航空            (1位)
3位:ANA                 (4位)
4位:ヴァージン・アトランティック航空    (6位)
5位:スイス・インターナショナル・エアラインズ(7位)

こんな結果です。
わかる…。やっぱ、エミレーツ航空はいいわ。日本人によくあう。
そんなことが言いたかったのでした…。でも、今日は上編です。
では、また。

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スポーツ日本代表を運ぶ航空会社の基準

こないだ、ベッドで眠い目をこすりながらテレビをつけると、なでしこジャパンとアメリカとの後半戦のまっただ中で、0-1で日本が負けていたので、「そうかぁ、負けたかぁ…」なんて思ったのも束の間、宮間さんが同点ゴールを決めたところで本格的に目を覚ましたのでした。それ以降のゲームは皆さんもご存知の通り、延長戦でアメリカが先制しては追いつき、さらにはレッドカードをもらいながら体を張ってセーブした挙げ句に、PK戦へ持ち込み。なんだかギリギリというかキワキワというか、とにかく意地で勝ちをとりに行ったゲーム展開に、心臓の鼓動が高まるほど感動しました。お布団の中でポロポロ泣きながら、すごいや、すごいや、って思ってたら全身がカッと熱くなって、再び寝入りました。実際に最後の熱を出したようで、晴れて元気になりました。

表彰式は皆さんご覧になりましたか?
エミレーツ航空の美しいスチュワーデス陣が、表彰台を彩っていましたよね。エミレーツ航空のあの帽子は、横顔がきれいに見えます。最近はCAさんの帽子は廃止される傾向にあるようですが、エミレーツの制服は中東らしさと気品を感じて、私はとても好きです。

エミレーツ航空

ドバイ空港にて

さて。実は、エミレーツ航空は2007年から2014年までのFIFA公式スポンサーです。試合終了後のインタビューのバックパネルに並んでいるロゴが、公式パートナーといわれる主要スポンサーなのです(スポンサー契約はカーストのようにピラミッドになっていて、そのてっぺん部分が公式パートナー。期間にもよるがエミレーツは数百億円規模)。エミレーツの他には、アディダスやコカ・コーラ、ヒュンダイ、ソニー、VISAがパートナーになっています。
だから、前の男子ワールドカップで、岡田ジャパンを乗せて帰ってきた飛行機もエミレーツ航空だったのを覚えてらっしゃいますか? 白い布を帽子から下げている独特なエミレーツの制服を着たCAさんが、岡田ジャパンを先導していました。岡田ジャパンの会見がいつになるのかと思っていましたが、日本への到着はまず関西空港でした。ここで会見を行った後に羽田にやってきました。人数も多いので、その時はてっきりチャーター利用かと思いましたが、エミレーツがスポンサーなら合点の行く話です。ワールドカップの開催はヨハネスブルク、そこからドバイ経由で関空、そして羽田。

では、今回のなでしこジャパンもエミレーツ航空だったのでしょうか?
今度のなでしこジャパンの凱旋帰国は、ルフトハンザ航空です。しかもA380でした。はい、ご存知のようにフランクフルトから成田までの直行便です。
いくらスポンサーといえど、エミレーツ航空を利用して帰国する場合は、フランクフルト→ドバイ→成田空港(2010年3月に成田就航)というルートもあることにはありますが、成田は週5便の運航で週のうち火・水は運行していないのです(ドバイ→関空は毎日就航です)。
あれ、なんでFIFAのトップパートナーであるエミレーツ航空じゃないの? ということになります。これをどう解釈したらいいのか…。
どうもオリンピックなり世界選手権なり、日本の選手団を運ぶ際には一応、ある暗黙のルールがあるようです。
まず優先されるのは、スポンサーの航空会社。大会のスポンサーなり、代表チームのスポンサーなり、といったところです。ここで就航都市がないだとか、スケジュールが合わないだとかいった場合に、次に来るのが、開催国のナショナルフラッグキャリア、ということになるようです。おそらく今回は、それでルフトハンザで帰国した、ということになります。

成田空港では2台の放水車がお出迎えし、ウォーターキャノンで歓迎したようです。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203687.html(動画が消えたため削除)
ルフトハンザA380:放水車のアーチで出迎えを受けたなでしこジャパン(FNN)

(以下、削除しました! 2011.7.23)

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B747コックピット「ヨーロッパ飛行」第10回

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ヨーロッパ飛行画像(haruhikon提供)

「ハノーバー上空から北海へ コペンハーゲン管制」

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★「ヨーロッパ飛行」挿入10

※「▶」の再生ボタンをクリックすると航空サウンドが流れます

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右旋回を終えたJAL412便はコペンハーゲンに向かって飛行している。揺れること無く、スムーズな飛行を続け、束の間の時間だが乗客も寛いでいる。そんな中、コックピットでは下降・着陸に際しての打ち合わせが始まった。
「それではランディング・ブリーフィングをやります」
「はい」
「エクスペクト レーダー ベクター トゥ ILS 22レフトですね。タッチダウンゾーンが11フィート、ミニマムが211(フィート)、ミスド・アプローチは真っ直ぐ行って、ティアドロップのホールディング・パターンに入ります。高度が2500(フィート)、それだけです」

カストラップ空港

簡単に幾つかの用語を説明しておく。上にあるチャート図をご覧頂きたい。
先ず、ILS(Instrument Landing System:計器着陸装置)は、着陸進入する航空機に地上から電波を出し、視界が悪い時でも安全に滑走路に誘導できるシステムのことである。その電波は、滑走路進入経路の左右のズレを検知するローカライザ、進入する高さを検地するグライドパス、滑走路までの距離を検知するマーカービーコンの3つの電波から構成されている。

次に、ミスド・アプローチ(Missed Approach)は、着陸進入中にディシジョン・ハイ(Decision Height:滑走路末端からの高さ)まで降下しても滑走路を視認できなかった場合、そのまま上昇することをいう。ちなみにゴーアラウンド(Go-Around)はディシジョン・ハイを通過して更に降下した時、滑走路上に障害物や先行機との距離が短かったり、着陸寸前でウインドシエア(急激な気流の乱れ)が発生した場合に急上昇を行なうことである。ミストアプローチした際、再着陸する為の飛行ルートが決まっていて、各空港のSTAR(Standard Terminal Arrival Route:標準到着経路)などのチャート図に図面として掲載されている。尚、ティアドロップという言葉は聞き慣れないが、何らかの事情で着陸出来なかった場合、その先にあるホールディング・パターンと云って、一定の場所を旋回する場所がある。その旋回ルートに進入する形跡が涙(tear drop)のように見えることから、ティアドロップと言われている。

JAL412便の空港進入・着陸は、計器による滑走路22レフトへの進入で、滑走路接地場所は11フィートで、最終着陸決定高度は211フィート。着陸し直しで滑走路に再進入する場合は、そのまま真っ直ぐ(方位223度)に上昇して、空港VORから5.0DMEの地点で機首を190度に左旋回し、サウスウエスト ホールディング(パターン)上にある空港VORから10.0DMEの地点まで飛行し、その時の高度は2500フィート。管制官から指示があるまで、旋回をし続ける。
打ち合わせが終わると、マーストリヒ・コントロール管制から交信が入った。

「ジャパンエア412 コンタクト コペンハーゲン 119.55 シェーネン ターク」(日本航空412便へ。以後はコペンハーゲン・コントロール 119.55メガヘルツに交信して下さい。よい一日を)
「ジャンパンエア412 コペンハーゲン 119.55 ヴィダゼーエン」(コペンハーゲン・コントロール管制119.55メガヘルツに交信にします。さようなら)
通過する国への感謝・敬意を示す意味でも母国語で挨拶を交わす光景は、微笑ましいものである。

岸田副操縦士は、管制周波数をコペンハーゲン・コントロール管制119.55メガヘルツにセットし、交信を始めた。
「コペンハーゲン・コントロール ジャパンエア412 グッドアフタヌーン フライトレベル 350」(コペンハーゲン・コントロール管制へ。日本航空412便です。こんにちは。高度3万5000フィートで飛行しています)
「グッドアフターヌーン ジャパンエア412 レーダー コンタクト」(こんにちは。日本航空412便へ。貴機をレーダーで捕捉しています)
「ラジャ」
管制域がコペンハーゲン・コントロールに移管された。
「コダン(CODAN)ですか?」
「コダン(CODAN)です」
岸田副操縦士はVHFにコペンハーゲン・カストラップ空港の進入口であるウエイポイントのコダン(CODAN)の周波数114.9メガヘルツに合わせた。コダンからの電波を捉え、機内には規則的な電波の音が響いた。
「ID オーケーです」
「はい」
ウエイポイントであるCODANは、北極圏を飛行する航空機にとってヨーロッパの玄関口とも言える。

ルフトハンザ25便が同じ管制域に入ってきた。日本航空412便と同高度で飛行している。今度はエアインディアが同管制域を離れる交信が入ってきた。
「エアインディア112 コンタクト マルメ 124.15」(エアインディア112便へ。以後はマルメ・コントロール管制124.15メガヘルツに交信して下さい)
「124.15 グッディ」(124.15メガヘルツで交信します。さよなら)

ブリティッシュ・エアウエィズ(英国航空)が交信が入ってきた。ブリティッシュ・エアウエイズのコールサインは「スピードバード(伝書鳩)」である。もともとこのコールサインは、ヨーロッパ域内の国際線の英国海外航空だったが、昭和49年にイギリスの国内線の「ブリティッシュ・ヨーロピアン航空」と合併し、今の会社となりコールサインはそのまま引き継がれて今に至っている。

この付近の空はヨーロッパの中でも屈指の交通量の多さである。
「到着55分で晴れの12度」
鈴木機長は飯田航空機関士に空港到着時刻と天候を伝え、キャビンにいるチーフパーサーに伝えた。鈴木機長は岸田副操縦士に降下する許可を貰うよう指示を出した。
「コペンハーゲン ジャパンエア412 リクエスト ディセンド」(コペンハーゲン・コントロール管制へ。日本航空412便です。下降許可を要請します)
「ジャンエア412 クリア ダイレクト コダン フライト レベル70 アフター コダン ラディアル ヘディング030」(日本航空412便へ。コダンに直行し7000フィートまで下降して下さい。コダンを通過後、機首方向を30度にして下さい)
「ジャパンエア412 クリア ディセンド 70 アフター ダイレクト コダン アフター コダン ラディアル 030」(7000フィートまで降下しながらコダンに直行し、コダンを通過後、機首方向を30度にします)
「ザッツ コレクト」(その通りです)
412便は下降を開始し、まもなくコペンハーゲン空港への進入が始まる。

桃田素晶

「B747Cockpit ヨーロッパ飛行」
解説:桃田素晶/録音:武田一男 ©Director’s House

【著作について】「B747Cockpit ヨーロッパ飛行」で収録している音声、音源等は武田一男、及びディレクターズハウスが著作権を保有しています。商用、非商用に関わらず無断転載、複製の一切を禁止いたします。また、解説は桃田素晶、表紙写真はharuhikonに著作があります。詳細については当ブログ管理人までお問い合わせください。

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