「パイロットの妻」

実は、もう1ヶ月以上も持ち歩きつつも、まったく読み進めないでいる本がある。
「パイロットの妻」だ。
文庫本なので、本当だったら通勤往復1週間もあれば、ちゃちゃっと読み終えてしまうような本なのに、まだ半分も残っていて、しかも…苦痛だ。

だけど、こういう小説に限って、この苦痛を乗り越えると大きな喜びが待ってたりするので、どうにか執着して読み終えたいところなんだけど、あまりにしんどくて…。

なにせ、この妻が、とてつもなく暗い。
パイロットである旦那が操縦する機体が事故に遭ってしまうのだから、読み手である私がこんな風にズッシリとおも〜い気分になるのは間違っていないし、わざとそうやって書いてるのかもしれない。

だけど…、ずっしりと湿っぽく、どうにもこうにも本を開いて読み始めると退屈になってきて、「もういっこの本でも読むか」という気分にさせられる。

はてさて、この本を読破できるのだろうか?
どうしても読み終えなくてはならないと、自分に喝を入れるために、今日はその愚痴を書いてしまった。

パイロットの妻 (新潮文庫)

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今日の羽田空港:エコ塗装JAL

今朝は仕事で徹夜明けのママ、羽田へいってきました。
双眼鏡をなくしてからというもの、デッキにあがっても楽しみが3割減になってしまった気がします。

双眼鏡を持つまでは、持ってなかったなりに、それはそれでとっても楽しくすごしていたのに、いったいどういうことなのでしょうね…。物って不思議です。3割減になったのは気のせいだと思うしかありません。

今日は、第1ターミナルでエコ塗装のJAL機にお目にかかれました。第2ターミナルに移ると、雨が…。どうも最近はこのパターンが多くて困る。

今日もピクニック気分で、第1の地下に入ってるディーン&デルーカでスープとパンとキッシュと。クイニーアマンがめちゃくちゃ美味しかった。これはハマる!

イカした本屋へ行くも、このまえ買ったので(読み終わったらアップします)目立った新刊もなく…。

天気も気分も晴れないので、気分をアゲるために蛍光色のマニキュアを2本買った。本当に使うんだろうか、こんな色?

で、お金をおろして…帰ってきた。とまぁ、普通の会社員が休日に地元の駅ビルでやるようなことを、羽田空港でやっている竜子でした。

あとは美容院があれば良いんだけど…。理髪店はあるけど、そうじゃなくってね。女性でもリラックスできる美容院が。一面ガラス張りで飛行機が見えるっていう。

ね。

エコ塗装JAL機
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「極上旅客機伝説!」

山海堂のお話をしたので、ちょっと触れます。
山海堂は今はない出版社ですが、どういうセレクトなのか、自転車、バイク、鉄道、飛行機といった乗り物から、日曜大工などなど趣味関係の本を刊行していた出版社です。
そんな山海堂から出ている航空関係の本を紹介します。

極上旅客機伝説!―旅客機発達の歴史がよくわかる (AIR BOOKS)」/阿施 光南(山海堂)

「月刊エアライン」をはじめ、数々の執筆と著作でおなじみの阿施光南(あせこうなん)さんの本です。
航空の歴史を解説する本はたくさん刊行されていますが、この本は良書。
2001年12月に刊行された本ながら、古くは飛行機が発明された頃の話から、新しくはA380の紹介までしており、その情報量の多さに感服。
最後にボーイングのソニッククルーザーの話も出ており、刊行時点で構想(のみ)の段階の話だったのに、今読んでもブレが少ない。

まぁ、そんなことはどうでも良いけれど、なんでこの本が良書かといえば、解説のわかりやすさに尽きる。ご本人が飛行機の歴史を消化され、噛み砕いた言葉で説明してくれているからよくわかるし、入り込める。難しい事を難しい風に書くのは容易いけれど、難しい事を平易に書くのは誰にでもできる事ではないよね。
それに英雄のような機体をなんとなくの風潮で祭り上げることもなく、全体的に、相対的に見てその機体がどういうものだったか評価しているのも、読んでいて信頼がおける。
また、それぞれの指摘も明快かつ的確(あら、わたしエラそう…)。
とにかく、時系列に歴史を追うだけでない本なので、わかりやすいのです。
ご本人によるイラストも、飛行機に対する愛情がたっぷり。

当時の情勢もしっかりと解説していて、どうしてそうなったのか? なぜそうしなければならなかったのか? 各メーカーの思惑と機体の成り立ちを知りたいときは、この本がおススメです。

↓「この本に興味がわいた!」って人は…

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「パリ空港の人々」

武田一男さんに寄稿いただき、ちょっと触発されたので今日は映画を紹介します。

パリ空港の人々」(1993年/フランス/フィリップ・リオレ監督)

パスポートを盗まれてしまい、シャルル・ド・ゴール空港に足止めされた学者の男性と、それぞれの事情で空港に住み着いている人たちのドラマです。
ん? 最近似たような映画が…というのは、スピルバーグの「ターミナル」ですねっ。
ちなみに、実際にあった話がモチーフになっているので、本でも刊行されています。
ターミナルマン」(バジリコ)/サー・アルフレッド・メヘラン,アンドリュー・ドンキン,最所 篤子

本の「ターミナルマン」もスピルバーグの「ターミナル」も、
「で…結局なにがいいたいの??????」で終わってしまう不可解さがあって、どうも腑に落ちないのだけど(特に「ターミナル」は予告編でかなり期待しちゃったので)、こちらの「パリ空港の人々」は人間ドラマがちゃんと描かれていて、なんだか心にしみ入っちゃうので、おススメです。
テンション高くないし、フランスの映画なので好き嫌いがあると思うけど。

> オランダのスキポール空港ではランウエイサイドの草むらに
> もぐらと野ウサギがいて彼らと長い時間草むらに座って
> 音をとったこともあります。

この「パリ空港の人々」ではこんなシーンがありました。
空港に住み着いた人たちは、ときおりターミナルからランウェイに出ていき、野ウサギやカモを狩りにいきます。それを空港のレストランに売って収入を得ていました。けっこうな収入源ですよね。

ランウェイに出れるってどういうこと?! という驚きは本編で味わってください。

では。

武田一男さん、どうもありがとう

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ランキング依存!! 航空本の危機

みなさんはどのような基準で本を買っていますか?
最近は、本屋さんで本をじっくり探さない人が多くなり、ランキング情報だけで本を購入する人が多くなっているそうです。

竜子は本が大好きです。6月4日にNHK「クローズアップ現代」でこの話をやったので、録画しときました。ちょっと紹介しますね。

2007年は出版社が66社潰れ、なかでも明治時代から続く老舗出版社がなくなったり、大手新聞社の関連会社がなくなったり、長らく続いてる出版不況のどん底の年ではなかったでしょうか。

実は私のような航空ファンにとっても人ごとではありません。
この2007年、竜子にとっても驚きの、草思社、山海堂、朝日ソノラマと良い出版社がなくなっていきました。この3つの出版社をご存知の方はいますか? もしかしたら多いかもしれませんね? いずれもおもしろい航空関係の本を刊行していました。

私にとっても良い出版社とは、おもしろくて、ディープで、なにかのためになる「航空関係の本」を刊行してくれる出版社です。

どんな本が出ていたかはまた後日順に案内してゆきますが、先日「コックピットの生音が聴ける本」で紹介した武田一男さんの「機長席」「台風飛行」は朝日ソノラマから出ていたものです。マニアックな本を出してくれていた出版社と言い換えることも出来ます(笑)
趣味の本を、それもかゆいところに手が届く本をつくってくれた会社だからこそ、潰れてしまう羽目に遭ってしまったのかしら?

「○○万部突破」「○○大賞1位」、こういうコピーがつくものだけが売れてゆくそうです。売れるものしか書店に並ばないという状況になりつつあるので、売れない本はどんどん出版社に送り返されていってしまいます。
本はちょっと特殊な流通なので、委託販売というか書店で売れなかったら出版社に返本することができます。

ということは…、趣味関係の本は圧倒的に不利なのです! 航空趣味の人口ってそんなに多くありません。というか、かなり少ないです。本屋さんに配本されても、ある期間を経て売れなかった本はすぐに返本されてしまうのです。航空関係の本は、雑誌とムック以外置いていない本屋さんの方がむしろ多いです。私たちが欲しい、買いにいこうと思ったときにはもう遅い、目にすることすら出来ない、そんなことはざらなのです。

本を作ったはいいが、書店では短期間で売れなかった
→返本
→次に印刷する予定の本の支払いが出来ない
→経営ひっ迫
→倒産

こんな感じです。
もっと根の深い話もあるので、一概にこれだけが悪いのだとは思いませんが…。

べつに、どこぞのまわしものではありません(笑)、
飛行機のおもしろい本が刊行されなくなっちゃうのはイヤなので、今後も買い続けていきます。ただの私の趣味です。あははは…
もし紹介した本でおもしろそうだなと思う本があったら気にとめていただき、街の書店で探していただければ光栄です。

↓「おもしろい本を!」と思う人…

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