スワンナプーム国際空港(タイ) 建物編
突然ですが、久々に世界の空港コレクションを。
内容はたいしたことないのですが、写真が多いので、建物編、探検編、撮影スポット編、高架鉄道編の計4回です。
IATA:BKK
ICAO:VTBS
標高:2m
滑走路1:01R/19L(4,000×60m)
滑走路2:01L/19R(3,700×60m)
バンコクの国際空港といえば、バンコク東部にあるドンムアン空港が主流だったものの、2006年9月28日に開港したこのスワンナプーム国際空港によって、国際線のほとんどがスワンナプームへと引き継がれました。ドンムアン空港時代も、シンガポールのチャンギ空港と並べて語られるほど、アジアの主要ハブ空港として大活躍していました。現在のスワンナプームでは、タイ国際航空、バンコク・エアウェイズ、タイ・エアアジア、オリエント・タイ航空などがハブ空港として拠点を置いていますし、アジアのみならず、アフリカ、中近東、ヨーロッパ、アメリカからも定期便が乗り入れし、国際貨物の拠点空港として活躍している24時間稼働の空港です。
「スワンナプーム」の命名はタイ国王であるプミポン国王。「黄金の土地」を意味するのだそう。
ターミナルの設計はドイツ人建築家のヘルムート・ヤーン氏。ベルリンのポツダム広場にあるソニーセンターの建築家というと、「あっ」と思う方もいるかもしれませんね。日本でも、東京駅にある大丸が入っているガラス張りのビルを手がけたのがヘルムート・ヤーン氏です。
窓ガラスが大きくて天井も高いので、開放的な印象です。
エスカレーターが日本でいう階段式ではなく、動く歩道がそのままエスカレーターになっています。なだらかで距離が長く、一見するとコ洒落た感じもしますが、下りエスカレーターで荷物を持っている時はこれは大変かもって思いました。特に4輪スーツケースの時は。実際に、踏ん張っているご婦人をみかけました。機転を利かせて横に倒しちゃえば手っ取り早いのですが、焦るとそうもいかないようです。
2006年9月に開港ということで、今時期は開港5周年のお花が飾られています。
タイといえばラン。世界でも最大の生産国です。デンファレやバンダ? 名前はよくわかりませんが、これだけ熱帯性のランの花が並ぶと、色も鮮やかできれいですよね(写真は汚いが)。
この管制塔の高さはなんと132メートル! 管制塔としては世界一の高さを誇ります。
遠くからでもこの大きさでそびえ立っています。130mのビルといえば、「超高層ビル」に匹敵する高さで、例えば帝国ホテルのインペリアル・タワーよりも3m高いのです。
ターミナルへのコンコースは、外から見ると3層構造になっています。
ターミナルビルを出てすぐは吹き抜けの状態、ピロティになっています。
吹き抜けの先は車の通行用です。
タイ王国の国王は、ラーマ9世(プミポン国王)。陛下は御歳83才ですが、この若さ! ちょっと驚きです。この国王は、国民みんなに愛されている雰囲気で、街のどこでも国王の肖像が掲げられていました。右から2番目の写真はキヤノンのカメラのようです。わが国・秋篠宮殿下もタイ王室とは親しくって有名ですよね!
暗い時間には、こんな風に青くライトアップされています。
旅客ターミナルビルの総床面積は563,000㎡と世界最大の広さを誇っていますが、空港周辺にはまだ空港拡張用に土地が沢山あるらしく、まだまだ大きくできるみたい。ただし、空港運営会社と政局の折り合いがつかないらしく、拡張出来ないでいるのだとか…。
建物編、以上ですー!
