市川市上空の金環日食!
こんにちは、竜子です。
しばらくのご無沙汰、スケジュールがだいぶおしてのブログお引っ越しとなりましたが、3日ほど前にJugemブログからWordpressへと移行が完了しました。デザインは手つかず状態で殺風景。使い勝手にかなり問題がありますが、追々仕上げていく予定です。今回の作業はブログ始まって以来の作業量で、完全に自己満足の世界ですが目標にしていたことの8割は完了できました。画像は復帰していますが音声のほとんどはリンクを外していますので、「コックピットドキュメンタリーシリーズ」を楽しみにいらした方にはご迷惑をおかけしますが、趣味の場ということでご容赦願えればと思います。
今回は報告と、テストを兼ねて金環日食の話題ですみません。
さて、21日の金環日食。
私の住む千葉県市川市も、中心食帯でした。市川市上空では曇りでしたが、その甲斐あってか肉眼でも見ることができました。とはいえ肉眼での観察は、実質は「禁止」されていたようなものなので、ここは自己責任というやつです。もちろん日食グラスをかけて見たのですが、逆に、肉眼で見れるものが、日食グラスをかけたとたんに見えなくなるという感じでした。それに、雲が厚いことの方が多くて、時折、うすい雲が流れてきて光る弧がちょっくら出現する、の繰り返しでした。肉眼でクッキリとした輪郭が見える、ということは…。写真でも撮れたりするのかな? なんて素人考えで急遽カメラを取りに部屋に戻ってみました。写真に撮ろうなんて思ってもいなかったので充電が心配でしたが、数ヶ月放ったらかしの状態でも、ケータイと違って残っているものなんですね!
薄い雲がやってくると、チラッと見えたり…。輪郭がぼやけたりしてこんな感じ。起きてすぐは何も見えなかったから、いつ見えなくなってしまうのか、ちょっと不安でした。
もうじき全部重なる! ってタイミングなんですが、雲はこの後どうなるんだか…。
おお!
弧がつながった!
キタ! キタ! キタ!!
これが金環…。観察中、飛行機がいくつも上空を通過していった。音は聞こえるけれど機体が見えたり、見えなかったり。機上の人たちはどんなだろうと思ったら、さらに興奮が高まったよ!
昔の人は、どうやってこのリングを見たんだろうか!
運良く、何度も何度もうす雲がやってきてくれたのでした。
この後まぶしくなり、日食グラス必須のタイミングもありましたが、どっちで見ても感動モノです。
ピークのときでも肉眼に優しいタイミングが何度も訪れました。家からだいたい1kmほどの圏内に、私立公立合わせて、5つの学校があります(多いよね!)。このくらいの頃になると、どこの生徒たちか、あるいは同時なのかはわかりませんが、群衆の声が私たちの住宅街にも響き渡りました。「おおおおおおおおおおおおお」とか「わぁぁぁぁぁぁぁぁーーー」とか、時間差で地をはって伝わってくるようなどよめきと歓声。厚い雲が切れるときが一緒だから、私も同じタイミングで「おおおおおおおおおお」とか「わぁぁぁぁぁーー」とかって雄叫びをあげています(もちろん、胸の中で)。
完全なリングから、欠け始めるのもあっという間の印象です。雲で見えないときがけっこうあったので、完全な重なりの状態が5分もあったとは思えないほどでした。短いな、って。でも、曇りだったクセに、ちゃんとうす雲がやってきては、しっかりと見せてくれました。お天気さま、ありがとう♪ と思った!
興奮冷めやらぬ中、一段落のつもりでゴミを出しにいくと、出勤するお向かいのおじさんと、お隣のおばさんに遭遇しました。絶対におじさんも興奮していたはずです。「おはようございます!」の笑顔が、普段の10倍くらいの満面でした。お隣のおばさんは品のいい、どちらかというと「おばさま」って感じの方で、長く立ち話をするようなタイプではないのですが、日食の話題からだんだん話が止まらなくなって、しまいには「そうそう竜子ちゃん、お土産があるの。待っててくれる?」なんていって、いつものお土産に加えて、お菓子とかを紙袋に詰めて持たせてくれたのでした。金環日食効果、あなどれないよねっ!
ちなみに、いくら曇ってて見えるからといっても、どうやら肉眼で見るのはNGらしいです。でもさ、飛行機が好きで、普段から目に直射日光が入りやすいわけですから、多少はいいよね? なんて心の声にしたがいました。だいいち、夕方の運転の方が目にはキツいくらいです。曇っていて暗いのか、日食で暗いのか? この辺りが曖昧でした。木の葉の陰なんかも見てみたけれど、これといった陰はありませんでした。晴天の元で観察できたらもっと別の楽しみがあったのかもしれませんが、曇り空のおかげで長らく観察できたのかも(しかも肉眼で体感できるなんて!)と思うと、大満足なのでした!
