羽田空港開港80周年、記念切手発売!
こんにちは、竜子です。
「航空100年」記念切手(2010.11.10)
羽田空港新国際線ターミナル開港記念「翼」と「翔」(2010.11.16)
に続いて、切手シリーズ第3弾です(笑)。
いよいよ、「東京国際空港開港80周年」特殊切手が、8月25日(木)に発売されます!!
日々楽しみに待っておりましたが、いよいよデザインが発表されましたっ!
シートの最上段2つは、横2つで1つの景色になるもの。左には旧管制塔、右に新管制塔があしらわれています。
そして、シートの下段の左部分に、東京国際空港(羽田空港)のA、B、C、D滑走路を含む平面図が、右半分には新管制塔と双発旅客機が描かれています。モデルはなんだろう、実物を見てみないことには分からないのだけれども、B767かな? でも、左のシルエットはB777かな? まぁ、どれってことも無いのかもしれませんが…。
いずれも80円切手が10枚、1シート800円です。
以前紹介した羽田空港新国際線ターミナル開港記念「翼」と「翔」は、地域限定販売で刷部数もごくごく少数だったのですが、今回は全国の郵便局で手に入れることが出来ますし、予約も可能です。「航空100年」記念切手と同じ100万シートが用意されているので、是非お近くの郵便局に足をお運びください! と、言いたいところですが、東京近郊にお住まいの方は、羽田空港の郵便局で1シートを買って、封筒持参で自分宛に郵送するってのはいかがでしょうか。でもってシートとは別に、(資源の無駄だけど)バラ1枚でも購入できるので、このバラ切手を送付用に。でもって羽田空港のスタンプを押してもらえば最高の記念品になることでしょう!! こっちをお勧めします(笑)。
デザインを手がけたのは、切手デザイナーの貝淵純子さん。「航空100年」と「翼」「翔」の切手デザイナーさんとは別の方のようです。でも貝渕純子さんは日本郵便のデザイン室で「ふるさとの花」シリーズを始め、1998年寅年からは年賀切手を手がけてらっしゃるなど、実は私たちの馴染みのあるデザイナーさんです。そんな風に見ると、淡い色あいに「あぁ、なるほど〜」なんて思ったりもしますね。
開港80年!
羽田空港のはじまりについては過去に書いたことがあるので、そこからもってきますが、羽田空港のはじまりは、1931年(昭和6年)8月25日。それまでは陸軍の施設として使用していた立川飛行場を、民間用に切り離す目的で、大正時代からあった飛行訓練施設や羽田運動場の場所に「羽田飛行場」として開港しました。民間機のための初の国営飛行場です。一応は「国際空港」を名乗ってはいて、定期便は、東京、大阪、福岡、京城(現ソウル)、大連(中国)なんかに就航してましたが、京城も大連も日本の統治下、関東州だったわけですから、実際にはドメスティックだったんですね…。ただの野原の真ん中に、格納庫が2つばかりあっただけって言うから、ブッシュパイロット並みの勇気と果敢さでお客さんも搭乗していたんじゃないでしょうかね…。
当時の東京〜大阪間の運賃は30円。昭和初期のお米が10kgで2円、和服を反物から一式揃えると30円だったそうです。5年ほど前に私が和服を揃えた時、長襦袢の生地と縫い賃と草履でだいたい10万円ほどしましたから(反物はもらいもの、帯は借り物)、安めの反物を買った場合、最低でも30万円はしそうです。それから1939年頃になると切手は12銭(1円=100銭)で販売されていたそうです。今はハガキで50円ですから、お米は結構安かったんですね…。あ、そっちじゃないか。でも、女中さんのお給金が10円、大卒初任給が70円、間を取って教員の初任給が50円で、昭和6年当時の都内のお家賃平均が12円。どれだけ少なく見積もっても、東京〜大阪間で今でいう10万円くらいの航空券だったのではないかなと思います。しかも片道で。
ココのところ、飛行機関連のイベント続きですが、ブログとしても80周年を記念して何か出来ればいいな、なんて考えてます。
ま、分からないですけど、あまり期待しないでお待ちいただければと思います。
では!
